06.14.2023 - By おぎたま
(※今回のエピソードは NHKの5月の「キャスト発表第4弾」の発表前に収録しました。このため、一部内容が前後しますが悪しからずご了承ください)
五月雨って、梅雨の雨のことなのに、何で「五月」って書くの?おかしくない?
水が無い月って書いて「水無月」。これが6月のこと。6月って雨が降るじゃん?
なのに何で水無月?おかしくない?
時空のゆがみにおぎは今日も苦しんでいます。
そんな梅雨の終わりの大雨が降る夜のこと。
平安時代の宮中では花山天皇の思い付きで肝試しが行われることに。
巻き込まれた道隆、道兼、道長は一体どうなってしまうのか?
そしておぎたまがどうしても気になるのは
2024年大河ドラマ「光る君へ」で花山天皇を誰が演じるのか?
今宵はこの大鏡の有名エピソード「肝試し」をテーマに友がたりします。
●時のしおり
梅雨の“五月雨”にモヤる女(00:00)
旧暦に時空が歪む(03:30)
おぎたま流・和風月名の覚え方(06:21)
梅雨といえば!大鏡(10:02)
五月雨夜に肝試しするワケ(12:51)
巻き込まれた藤原三兄弟(15:27)
肝試し成功!でもやり過ぎじゃね??(18:12)
どうなる?花山天皇キャスティング(23:02)
●おぎ注
・むき、やよう、さつき、みなふは、ながかんな。しもつき、しわす。:おぎが旧暦の名称を覚えた謎の呪文。
・五月雨(さみだれ):梅雨の終わりに降る大雨のこと。決して新暦5月に降る雨のことではない。
・花山天皇(かざんてんのう):第65代天皇。在位はおよそ2年。乱心のエピソードが多数。花山天皇の譲位には道兼が大きく関わっている。
・高御座(たかみくら):天皇が即位の時のみ座る椅子。当時は座布団的なものだったと思われる。令和へのお代替わりの際に使われた高御座は大正天皇即位の際に作られたもの。
●参考文献
「大鏡」古典文学大系 岩波書店