08.09.2023 - By おぎたま
平安の貴族たちは陰陽師に占わせて政治的に大切なことや日取りを決めました。
令和に生きる私たちからすると違和感を覚えることですが、それにはれっきとした根拠がありました。
陰陽師が活躍したその根拠とは?
そして、伊勢物語の主人公・在原業平も、大河ドラマ「光る君へ」の藤原道長も、道長の母の時姫も、人生の節目に占いに出会いました。
それぞれがどのような占いで、結果が人生にどう影響したのか?
兼業占い師・おぎが古典オタクの立場から今宵も友がたりいたします。
<時のしおり>
秋に陰陽師の展示会があるらしい(00:00)
陰陽師とは「職業」です(01:58)
道長が安倍晴明に占わせたこと(02:46)
陰陽師の占いは科学的(06:12)
ユースケ・サンタマリアさんの晴明像妄想(09:04)
伊勢物語の陰陽師はカウンセラー(10:58)
大鏡で予言された道長の母・時姫の未来(15:16)
どうなる?「光る君へ」の陰陽師(19:27)
おぎ興奮!時姫と額田王の関係(22:48)
<おぎ注>
御堂関白記:道長が書いた日記。ユネスコの世界記憶遺産に登録されている。
安倍清明:平安時代に活躍した陰陽師。大河ドラマ「光る君へ」ではユースケ・サンタマリアさんが演じる予定。
時姫:道長の母。2人の娘はそれぞれ皇太后に、3人の息子はそれぞれ摂政・関白に就いた。十市皇女の10世孫。
夕占問い(ゆうけどい):夕方に往来へ出て、道行く人の言葉を聞き、耳に入った言葉を自分に必要なメッセージとして受け取るという占い。※詳しくはつぼねのあのね#4「占い、言霊、万葉集」へ
十市(とおち)皇女:第40代天武天皇と額田王の娘。第39代弘文天皇の正妃。
額田王(ぬかたのおおきみ):万葉集の超有名歌人。現在に続く和歌の形式を作った人のひとりだとおぎは思っている。ちなみに女性。
※おぎがわかりやすくまとめたものにつき、テストで書いてもマルはもらえませんのでご注意を!
<出典>
一条天皇 吉川弘文館 人物叢書シリーズ 倉本一宏
伊勢物語 第65段 在原なりける男 岩波文庫
大鏡第4巻 日本古典文学大系 岩波書店
※自由気ままな古典愛トークですので、学術的・歴史的に正しいものとは限りません。
※内容は諸説あります。
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