つぼねのあのね〜几帳の向こうの友がたり〜

#20 すれ違う七五三~光源氏と道長~

11.08.2023 - By おぎたまPlay

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子供の成長を祝う儀式・七五三。小さな子供が着慣れない和服を着て泣いている姿を見る季節です。

実は1000年前にはすでに七五三の原型ともいえる儀式がありました。

それは「袴着(はかまぎ)」。

この袴着を誰が、どこで、誰を招いて行うか?男と女と妻と母と政治家の思惑が絡み合う儀式でもありました。

おぎは怒り、たまは戸惑う。今宵もそんな友がたりです。

<時のしおり>

(00:00)  おぎは着物と無縁の人生

(03:49)  七五三といえば、源氏物語!

(05:00)  そもそも七五三って? 

(08:48)  七歳までは神の子

(10:44)  源氏物語での袴着シーン

(16:56)  おぎ激怒!七五三での源氏

(21:19)  源氏があえて“余白”を残したワケ

(24:31)  養母・紫の上は彰子を投影?

(28:34)  彰子が行った着袴の儀

(32:06)  紫の上と彰子、どっちの袴着が先だった?

<おぎ注>

敦康親王:一条天皇と定子の間の第一皇子。

袴着(はかまぎ):5歳の子供の成長を願う儀式。現代も皇室に残る。着袴(ちゃっこ)の儀ともいう。

明石の君:源氏くんが須磨・明石に隠棲中に出会った女性。受領の娘なので源氏くんの妻の中では身分が低い方。

明石の姫君:源氏くんと明石の君の間に生まれた女の子。長じて明石の中宮と呼ばれる。

<出典>

源氏物語 「松風」「薄雲」 新古典文学大系 岩波書店 

藤原彰子 服藤早苗 吉川弘文館 人物叢書シリーズ

http://www.yoshikawa-k.co.jp/smp/book/b451559.html

<参考>

「『をかし』くない!?枕草子」#12 2023年6月28日配信

※自由気ままな古典愛トークですので、学術的・歴史的に正しいものとは限りません。

※内容は諸説あります。

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