つぼねのあのね〜几帳の向こうの友がたり〜

#25 語りつくせぬ「ものづくし」

02.14.2024 - By おぎたまPlay

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毎度毎度「げにげに(なるほどなるほど)」と思いながら友がたりをしているおぎたまですが、たまには清少納言の「あるある」に「げにげに」と思ってみようかな・・・。

今回用意したのは枕草子の真骨頂である「ものづくし」の中でも「こころときめきするもの(29段)」と「うつくしきもの(151段)」です。

高校の授業でも取り上げられるような有名な段ですが、改めて読んでみると、お肌も感性も瑞々しかった高校生のころには気づかなかったことやわからなかったことがあれやこれやと湧いてきます。

<時のしおり>

(00:00)  枕草子といえば “ものづくし”

(01:58)  章段の数え方にご注意を

(05:06)  清少納言の“こころときめき”する瞬間7選

(08:36)  ときめきにも種類がありそう

(11:16)  鏡に映る自分ってアレよね

(15:54)  自分の為に使う時間は贅沢!

(19:45)  瓜に描いた顔が“うつくしき”もの?

(23:46)  雀はペットOR野良猫的存在か

(24:51)  未熟で成長途中のモノを愛でる

(28:41)  小さい=カワイイ!な美意識

(33:13)  “ものづくし”の余白を味わう

<おぎ注>

こころときめきする:現代でいうテンションが上がるというよりも、ドキドキハラハラワクワクすることに近い。

うつくし:いわゆる 「美しい=beautiful」ではなく「かわいい」「かわいらしい」。間違えやすい(おぎも間違えた)ので要注意。テストで出ます。

さくらももこさん:漫画「ちびまるこちゃん」の作者。高校時代に書いた小論文を採点者から「現代の清少納言」と評された。初のエッセイ「もものかんづめ」は235万部の大ヒット。おぎも大笑いした記憶がある。

群ようこさん:ささやかな日常の一コマを切り取って書き綴る随筆家。『かもめ食堂』など映像化された作品も多い。猫との暮らしを描いた本もたくさんあり、猫好きなたまは読んでは「げにげに」連発。

※おぎがわかりやすく説明しているだけなので、テストに書いてもマルはもらえませんのでご注意ください!

<参考リンク>

#19 おぎたまこの一冊「枕草子のたくらみ」(2023年10月25日配信)

https://spotifyanchor-web.app.link/e/wE4xDfaAXGb

#12 『をかし』くない!?枕草子(2023年6月28日配信)

https://spotifyanchor-web.app.link/e/sthvUqhAXGb

<出典>

「枕草子」 岩波文庫

https://www.iwanami.co.jp/book/b245762.html

「枕草子のたくらみ」 山本淳子著 朝日新聞出版

https://publications.asahi.com/ecs/detail/?item_id=18976

「古典モノ語り」 山本淳子著 笠間書院

https://shop.kasamashoin.jp/bd/isbn/9784305709783/

※自由気ままな古典愛トークですので、学術的・歴史的に正しいものとは限りません。

※内容は諸説あります。

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