相原茂の中国語閑談

【122】頑固なことばたち

01.19.2018 - By 相原茂&朱怡穎Play

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A122.mp3

大家好!

この番組でよく「新語」を紹介しました、

今回は時代が過ぎても、まだ生き残っていることばを捜してまとめました。

●“几楼”

エレベータに乗るとき、すでに中にいる人から「何階ですか?」と聞かれます。

中国語で言えば“要去几楼”でしょう!

ところがここはタワーマンション、40階まであります。

それでも決して“要去多少楼”とは言いませんん。

言葉は頑固なところがあります。確かに昔はマンションだって10階どまりかもしれません。しかし今のビルはほとんど10階以上です。それでも言葉は昔のままです。

●“拨电话”“挂电话”

「電話をかける」は“打电话”でよいのですが、“拨电话”と言うこともあります。“拨”は昔のダイヤル式でジーコジーコと回す手の動きです。今スマホの時代ですが、だれも“摁电话”とか“按电话”とは言わないですね!

ところで、「電話を切る」のは“挂电话”と言います。いかにも壁掛け式や黒い固定電話をガシャンと切る動作が目に浮かびます。これらの動きは消えましたが言葉は残っているんですね。

●“键”

コンビニでお酒やタバコを買うとき、タッチパネルに「20歳以上ですか」と申告する画面が出て来きます。画面のYESにタッチします。

これを中国語で言えば“请按一下年龄确认键”「年齢確認のボタンを押してください」

気になるのは“键”だ。「键」といえば「键盘」のイメージです。

コンビニのそれとはモノが違います。あれは鍵(キー)ではないでしょう、ボタンでもない。それでも“键”と言います!

日本の例もあって、「レジを打つ」というが、昔のスーパーのレジ係りは、商品を左手に持ち、値段を見ながら、右手で「レジを打って」いた。今は、バーコードをスキャンしていますが、日本語では相変わらず「レジ打ち」「レジをうつ」と言っているようです。

中国では、「アリペイ」と「Wechatペイ」が流行っていて、お支払いまで、バーコードやQRコードをスキャンしています。中国語では“扫码”と言います。

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