Schloß Schönbrunn - シェーンブルン宮殿 見学コースご案内

17 - ローザの間


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この部屋と、続く2つの部屋は、風景画家ヨーゼフ・ローザに因んで、「ローザの間」と呼ばれています。今通ってこられたドアの左にある絵は、スイス、アールガウ地方にあるハビヒツブルクの廃墟を描いたものです。これは、ハプスブルク王朝発祥の地です。ここには、宮廷画家マルティン・ファン・マイテンスの描いたマリア・テレジアの肖像も見られます。彼女は極めてエネルギッシュな女性で、父親没後のオーストリア継承戦争において、ヨーロッパの半数に上る国々を相手に、ハプスブルク王朝の領土を守り通したのです。彼女は実質的な君主としてハプスブルク帝国を統治し、他方、夫君のフランツ・シュテファン・フォン・ロートリンゲンは、神聖ローマ帝国の名目的な皇帝フランツ1世として、自らの関心分野に集中しました。彼は優れた財政専門家で、自然科学に情熱を注ぎ、政治は妻に任せていたのです。
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Schloß Schönbrunn - シェーンブルン宮殿 見学コースご案内By Schloß Schönbrunn Kultur- und Betriebsges.m.b.H.