こころメンテナンス

436.人の言葉に傷つきやすい人が知っておきたい事


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人のちょっとした言葉に心がざわつく。それは「弱い」からではなく、あなたが繊細で誠実だから。

今回は、傷つきやすさの背景や、その心と上手に付き合うヒントについてお話しします。

 

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三上:はい。皆さんこんにちは。こころメンテナンス本日もアシスタント三上恵と氣功ヒーラーの

吉村:吉村竜児です。

三上:はい。吉村さん本日もよろしくお願いします。

吉村:よろしくお願いします。

三上:はい。今日はですね、だいぶ本当、自分でも成長したなっていうのは変ですけど、昔の自分って本当に人の言ってることとか、見られ方とか、言葉に傷つきやすい人だったなっていうふうに、改めて今感じるんですね。

吉村:なるほど。

三上:今はだいぶ執着もしなくなったんですけど。私の周りにもやっぱり人の言葉に傷つきやすい人ってまだまだ多くて、そんな人たちに伝えたいこととかアドバイス、知っておきたいことなどを、今日吉村さんに伺っていけたらなと感じてるんですけど。

吉村:なるほどですね、はい。

最近、HSPとかって言って、すごく過度に繊細な人たちがいるよね、みたいなことも研究されるようになったりとかっていうこともあって、多分知識が広がってるんじゃないかなとは思うんですよね。

三上:うん。

吉村:今までだと、そういう人はいても、ただの変な人とか神経質な人っていう見られ方をしやすかったところを、そういう特性を持った人もいるんだなっていうような認知が広がったっていうのは、一つ、その特性がある人にとっては、少し楽になる可能性が・・・

三上:理解が、

吉村:理解が広がってるっていうところはあると思うんですけど。

でも実際に、人の言葉に傷つくかどうかみたいな話になってくると、結局その人の受け取り方っていうところに、かなり言葉っていうのはかかってくると思うんですよ。

三上:うん。

吉村:同じ言葉を言われても、そこで傷つく人もいれば、傷つかない人もいるわけじゃないですか。

ということは、言葉そのものに攻撃力とか殺傷力があるっていうよりは、受け取り方によって傷つくかどうかっていうところが関わってくる。とか、その言葉にどういう意味づけがされてるのかっていうのは共有されている部分もあれば、多分その人にしか、その意味、そういう受け取り方をされていないみたいなものもあったりするわけですよね。

三上:うん。

吉村:例えば極端な例を出せば、全然知らない外国語の言葉でにっこり笑顔ですごい罵倒されたとするじゃないですか。

三上:はい。

吉村:この人にっこり笑顔で僕に何か言ってるな、としか思わないんですよね。

三上:そうですね。笑ってたらね。うん。

吉村:うん。だから言葉そのものに実は攻撃力があるわけじゃないんですよ。

三上:今ちょっとしっくりしたことがあって。同じ言葉でも、その人が言うとすごい言葉と雰囲気から発する言葉がネガティブに聞こえる。

吉村:うん。

三上:でも一方で、同じ言葉を言ってるんだけど、その人が言った言葉はすごく奥に入って、成長したいと思える、

吉村:うん。

三上:っていう言葉があったなって、パッと思い浮かんだんですけど。

吉村:はいはいはい、そうですね。それって結局、言葉とか文字の並び方とか、そういう話じゃなくて、言葉にどういうエネルギーが乗ってるかっていうところを受け取ってるわけですよね。

三上:うんうんうん。確かに。

吉村:そういう意味では、結構エネルギーってとこも重要なんですよ。

だから、すごく繊細な人っていうのは、例えば他の人たちが気がついてないようなエネルギーを受け取ってしまって、それで違和感を感じるとかっていうことはあり得るとは思いますよ。
繊細であるっていうのは、細かい違いに気がつくことができるみたいな部分で活かされているんだったら、結構それは別に悪いことじゃないと思うんですよ。

三上:うん。

吉村:例えばね、同じこと言ってても嘘ついてる人がわかるとかっていうことになるかもしれないじゃないですか。

三上:そうですね。そうなんですよね。

吉村:だけど、例えば本当のことを言ってる人と嘘ついてる人との違いが、エネルギー的にわかるっていうのは、使い方次第で役に立つ使い方ができることなんですよね。

でも、そこで傷ついちゃうとしたら、それって特性を役に立たせるっていうよりは、自分にとってマイナスの要素になっちゃうわけですよ。

三上:うん。

吉村:だから、例えば嘘をついてる人、嘘をつかれたときに「この人嘘ついてるな」ってわかるってなれば、この人に騙されないようにするにはっていうことを考えて、この人の言うことをあまり真に受けないようにするとか、適当に流すとか、あとはその人が嘘をついてるっていうことの決定的な証拠みたいなものを見つけて、それを周りの人と共有することができれば、注意喚起になったりもするわけですよね。

三上:そうですね。

吉村:例えば、警察官になって取り調べのときに役に立つとか、司法の仕事をする人にも便利かもしれないですよね。経営者とかマネジメントをするときにも、この人嘘ついてるってわかることは、ビジネスのときにも役に立つわけですよ。

でも、多分傷ついちゃう人って「嘘つかれた・・・グサッ・・・」「嘘つかれた・・・つらい・・・」みたいな感じに傷ついたってなると思うんですよ。
そうすると、嘘をついた人や人の嘘を見抜けるっていうことが自分にとって、ただつらい、しんどいことにしかならないんですよね。役に立ってないじゃないですか。

三上:なってないですね。

吉村:この違いが何なのかっていうところなんですけど。

三上:うん。

吉村:そういう細かい違いに気づけるっていう繊細さと、傷つきやすいっていう繊細さっていうのは、実はちょっと違うんですよ。

三上:傷つきやすいのと、

吉村:うん。小さな違いに気づくことができるっていう。

三上:ああ。

吉村:これも繊細って言えば繊細じゃないですか。

例えば舌の感覚がすごい繊細で、ワインを一口飲んだら「これがどこの地方のワインで、何年頃のやつで」とかがわかるみたいな人いるじゃないですか。

三上:いますね。うん。

吉村:はい。それもめちゃめちゃ繊細ですよね。

三上:繊細ですね。

吉村:うん。でもちょっと人から何か言われたらすぐ傷ついてしまうっていうのも、繊細って言われるわけですよね。

三上:そうですね。

吉村:これを同じかって言ったら、同じとは言えないんじゃないかなと思うんですよ。

三上:そうですね。同じに聞こえてて跡がちゃんと残るものと、

吉村:うん。

三上:そこでグサッて刺さったまま釘が取れてない感じの人と、

吉村:うんうん。だからダメージっていう。

三上:そうそう。

吉村:結構実は大きな違いがあるんですよね。

三上:うん。ありますね。

吉村:ダメージを負うってことはどういうことかって言ったら、要は悪い受け取り方をしてるってことなんですよ。これは「私に対する攻撃だ」とか「私が否定されている」っていう受け取り方をしてるからダメージを受けるんですね。

三上:うん。なるほど。

吉村:うん。だから同じ言葉でも、そこにつけてる意味づけが違ったりするみたいなところで違うわけですよ。

ちょっと雑な例なんで時代的に今は違うのかもしれないですけど、昔僕がよく聞いたことがある話としては、関西人に「馬鹿」って言うとめっちゃ怒るっていう話をよく前は聞いてたんですね。今もそうなのかは知らないんですけど。関東の人は普通にふざけて「馬鹿だな」とかって言ったりするんですよね。だから、ちょっとツッコミ入れるみたいな感じで「馬鹿かよ」とかって言うわけですよ。それって別に相手を罵倒するっていう気持ちではなくて、多分関西の人が「アホ」とかって言ってるのと、ほぼ感覚的に一緒なんですよ。「アホやな」とか。

三上 :はいはいはい。

吉村:「アホ!」とか言うじゃない?

三上:アホちゃう?

吉村:ええ。それと、関東の人が言う「馬鹿かよ」とかっていうのってあまり多分変わらないんですよ。

三上:なるほどね。

吉村:そうそうそう。 だけど関西の人は「馬鹿」って言葉はすごく相手を侮辱する、ひどい罵倒の言葉であるっていう意味づけをしてる人が多いっていうこと。今もそうかは知らないですけど、そういう時代があったと。

そうすると、だから「馬鹿」って言うとめちゃめちゃ怒ると思うんですよね。「馬鹿」って言うと、すごくひどく侮辱されたっていう受け取り方になるから怒るわけですよ。

三上:はい。

吉村:それって言葉に対する意味づけが違うから怒るっていうことが起きるわけですよ。

三上:うん。

吉村:これが例えば、侮辱されたときに怒る人と、侮辱されたときに傷ついて落ち込む人っているわけですよね。

三上:はい。

吉村:これはだから言ってみたら、その人の反応の特性が違うって話なんですよね。

三上:うん。

吉村:だから最近、繊細な人が多いですって、傷つきやすい人が多いですっていうのは、要は自分にとってそのネガティブな情報なりエネルギーなりを受け取ったときに、怒るっていう反応をするよりも、落ち込むっていう反応をすることが多い人が増えてるっていうことじゃないかと思うんですよね。

三上:はいはいはい。そうですね。

吉村:同じ「馬鹿」っていう言葉を言われても別に何とも思わない人がいて、

三上:うん。

吉村:それに対してネガティブな意味づけをしてる人がいてっていう、ここでまず切り分けができるじゃないすか。

三上:はい。

吉村:別に何とも思わない人は、本当に何とも思わないわけですよね。「馬鹿?そうだね」みたいな感じで終わっちゃうんですよ。

だけど、この「馬鹿」がすごく自分に対する人格否定であるとか、そういう受け取り方になる人の中で、今度は自分が侮辱されたって感じたときに、怒るっていう一つの反応のパターンを持ってる人と、落ち込むっていう反応のパターンを持ってる人って、ここでまた切り分けができるんですよね。

三上:うん。そうですね。

吉村:「馬鹿」って言われて怒る人は、別に繊細っていうカテゴリーに入らないわけですよ。「怒ってるな」みたいな。この人は「馬鹿」って言うと怒る人なんだっていうような感じで多分思われるだけで。

だけど、落ち込んじゃう人がいると。
そうすると、ただそこの反応の違いだってことがわかれば、この人は自分が侮辱されたり攻撃されたと思ったときに、落ち込む人なんだっていう話なんだと思うんですよね。

三上:うん。

吉村:だからそこって、実は繊細かどうかってことよりも、自分が否定されたときにどういうリアクションをするか、どういう感情で反応する傾向を持ってる人なのかっていう、そういう話だと思うんですよ、実は。

三上:なるほどね。

吉村:そうすると、落ち込んじゃう人っていうのはどういう人かっていうところを見ていくと、多分例えばセルフイメージが低いとか、

三上:うん。

吉村:自分が弱いと思ってるみたいなね。自分が強いと思ってれば、要は自分を侮辱してくる相手と戦って勝てると思ったら、怒って威嚇するみたいな感じの反応になりやすいわけじゃないですか。

三上:うん。

吉村:でも多分、そこで怒ったら余計ひどい目に遭わされるかもしれないとか思ったら、自分が不快でも怒るっていうリアクションにはならないわけですよね。

三上:うん。

吉村:そうすると、ぐっとそれも押し込めて落ち込んでいくみたいな感じになるんで。そういう意味では、繊細な人が増えてきてるっていうよりは、自分のセルフイメージが結構傷ついちゃってる人が増えてるっていう見方もできるんじゃないかと思うんですよね。

三上:そうですね。

吉村:はい。あと、エネルギーの圧の強さみたいな話ですよね。

めちゃめちゃ元気な人だったら、多分「馬鹿にされても気にしない」かあるいは怒るか、怒って反撃するかって感じだけど、エネルギーが落ち込んじゃって弱っちゃってる人だったら、ちょっとやられたら「もう本当につらいのに・・・」みたいな感じに余計に落ち込んでいくみたいな感じになるわけですよ。

三上:うん。

吉村:だから、そういう意味で言うと繊細な人が増えてるっていうよりは、傷ついてたりとか、心が弱っちゃってる人が増えてるっていう見方もできるんじゃないかなと思うんですよ。

三上:そうですね。確かに。やっぱり逆に今日のお話を聞くと、自分ってどういう反応をしてるんだろうって。

吉村:うんうん。

三上:わかりやすいなって思いました。

吉村:そうですね。

三上:うんうん。

吉村:僕は結構、例えば学生時代とか本当によく怒ってたんですよ。カリカリしてたんですけど。

それって結局、自分が全部色んなことをネガティブに受け取ってたりとか「世の中が悪いんだ」とか「俺は世の中から虐げられてる」とか「許せん」みたいな感じで怒ってたんですけど。
多分僕がその時に心が弱ってたら「僕はまたここにも居場所がない」とか、そっちの方の感じになったりとか、人から何か言われると、全部否定的な受け取り方をそもそもしているところで、怒って反撃みたいな感じにもならなければ、多分どんどん落ち込んでいくみたいな感じで、そうするとそれで具合が悪くなったり、落ち込んだりすると、周りの人からは「あいつ繊細だからな」みたいな見方をされてたっていうようになったかもしれないわけですよね。

三上:うん。

吉村:でも結局のところ、ネガティブな受け取り方をしてるっていうところでは、すぐ怒る人とすぐ落ち込む人っていうのは、実はその反応の仕方が違うだけで受け取り方は結構共通してる可能性がありますよね。

三上:うん。わかりやすかったです、今日も。ぜひ皆さんも自分ごととして捉えて、

吉村:そうですね。

三上:皆さんがどういう感じですっていうのもお便りとかもいただけたら嬉しいです。

吉村:はい。

三上:吉村さん本日もありがとうございました。

吉村:ありがとうございました。

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こころメンテナンスBy 氣功ヒーラー 吉村竜児

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