フレンチ・クラシック・カフェ

#87 広汎な音が織りなす世界-プーランク『ニ台のピアノのための協奏曲』

03.31.2023 - By 笹川日仏財団Play

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作曲家にとって、ピアノを連弾(四手)で弾くことは、八十八ある鍵盤をなるべくたくさん使い、より豊かな音量を求めることが、さぞかし興味深い事に違いなく、サン=サーンスをはじめ、パイプオルガンを習得した多くの作曲家たちが、その広い音域使用に引き込まれています。

さてピアノ二台で弾く場合は...。

音域的には重複することも頻発しますが、各々のピアノが各々違った音形や音像をはっきりと分離することも可能になります。

プーランクは『二台のピアノのための協奏曲』を演奏するにあたって、ピアノとオーケストラの配置などをスコアに細かく書き込まれています。

【出演】中田昌樹(指揮者)

【演奏】フランシス・プーランク作曲『2台のピアノのための協奏曲』第一楽章  ジャン=リュック・タンゴー/指揮 アイルランド国立交響楽団/演奏     イントロ&エンディング ドビュッシー『小さな黒人』 ピアノ/江澤隆行

【提供】笹川日仏財団

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