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参照:英語版 Episode 215
安:第40回は、「BNIはネットワークビジネス?」と題してお送りいたします。英語版のエピソード215をご参照ください。それでは、今回のタイトルに使われている質問なんですが、実は私も聞かれたことがあるんですよ。
大野:やっぱりそうなんですね。BNIのメンバーがそう誤解しているということはあまりないとは思うんですけれども、外部の人がそう誤解しているケースがあるかもしれませんね。
安:そうですね。
大野:ネットワークビジネスはマルチレベルマーケティング、MLMとか連鎖販売取引、マルチ商法とか呼ばれますけれども。ディストリビューターとか販売員が多段階に報酬を受け取れるシステムですね。
安:はい。
大野:もちろんBNIはそういう組織ではないので。例えば、メンバーが招待したビジターがもしそのチャプターメンバーになったら、報酬をもらえるわけではないですね。
安:そうですね。
大野:メンバー間で交わされたリファーラルによって、それが成約しても紹介料などがやり取りされる仕組みにはなっていませんから。
安:はい。
大野:では、BNIではネットワークビジネスをされている人がメンバーになれるのでしょうか。
安:うーん。答えは。
大野:答えは、ほかの専門分野と同様に、メンバーシップ委員会の審査で承認されればメンバーになることができます。
安:はい。
大野:以前BNIチャプターで、ネットワークビジネスの方はお断りという言葉をウェブサイトなどにアップしているところがありましたけれども。それは、BNI的にはNGなんですね。
安:はい。
大野:なので、男女とか国籍、肌の色とか職業によって差別することは許されていません。もしそういった文言をまだ掲げているようなチャプターがあれば、早々に訂正しておいていただきたいと思います。
安:はい。
大野:逆に言えば、信頼できるネットワークビジネスの方であれば、当然BNIでもメンバーとして歓迎されるべきだと思うんですね。
安:はい。
大野:ただし、チャプターで登録する専門分野というのは、その会社の商品やサービスの販売ということに限定されていまして、いわゆるビジネスの機会を売り込むことは許されていません。なぜでしょうか。
安:うーん、なぜでしょう。
大野:ちょっと背景からお伝えすると、このガイドラインは実はいろいろな国のBNIメンバーで構成されている国際顧問理事会、これはメンバー・サクセス・プログラムで紹介されていると思うんですけれども。その国際顧問理事会において、実は次のような背景から作られました。皆さんご存じのとおり、各専門分野から1名のみが参加できるというメンバー枠がBNIにはありますよね。
安:はい。
大野:ネットワークビジネスの人が、例えば複数チャプターの中に存在していても、彼らが扱う商品とかサービスがかぶっていない限り、問題はないんですね。
安:はい。
大野:しかしながら、その彼らのうちの誰かがビジネスの機会というものについて、例えば、プレゼンで話し始めてしまうと、そうしたビジネスの機会というもの自体がメンバー間で競合してしまって、問題になり得ますね。
安:そうですね。
大野:英語版のポッドキャストで紹介されていますけれども、かつて何年もの間繰り返された問題として、1つのチャプターにおいて、1人のメンバーがビジネスの機会についてプレゼンし始めると、チャプター内のほかのネットワークビジネスのメンバーもみんな、同じようなプレゼンをし始めるのが常だったそうです。
安:ふう~ん、なるほど。
大野:彼らはビジネスの機会を売りたいんですよね。
安:そうですね。
大野:そういう歴史的背景があって、BNIメンバーによって構成される国際顧問理事会というのが、ネットワークビジネスの会社や組織に所属するBNIメンバーが、商品またはサービスについてのみ定例会、チャプターミーティングで言及することを許すことにしたんです。
安:はい。
大野:1to1ミーティングによって、ネットワークビジネスのメンバーが商品やサービスの話だけではなくて、ビジネスの機会について触れるかどうかということについては、押し付けがましくしなければ、そのメンバー次第だとマイズナー博士は言っています。これはもしかすると、日本においては多少物議を醸すかもしれない部分だと思うんですけれども。
安:うーん、はい。
大野:なんで、そんな話をポッドキャストで取り上げるのかと怒っていらっしゃるリスナーのメンバーさんも、中にはいらっしゃるかもしれませんけれども。
安:はい。
大野:個別のミーティングにおいて、これは1to1もですね、どんな会話がなされるかまではコントロールすることはできないとさえ言っていますね。
安:うーん。
大野:もっともな話ですよね。
安:そうですね。
大野:私が個人的に時々ちょっと心配になるのは、ネットワークビジネスのメンバーが、そのチャプタープレゼンテーションの中で、セミナーに招待するのを見掛けることなんですね。
安:ああ~、はい。
大野:このセミナーの中で、どんな話がされているかというところが肝かもしれませんけれども。これについても、やっぱり気を付けなくてはいけないと思うんですね。もし、そのセミナーの中でビジネスの機会についての話があって、それを事前に知らされずにメンバーの方々やビジターが招待されると、クレームになる恐れがありますね。
安:はい。
大野:いずれにしてもネットワーキングというものは、狩猟ではなくて農耕のプロセスなので、信頼関係を構築するためのものであるということを忘れてはいけないというふうに思います。
安:はい。
大野:もし人を信頼できれば、その人が使っている商品を信頼できて、そうすればビジネスの機会についても1to1でぜひ教えてほしいと思うかもしれませんね。
安:はい。
大野:BNIのメンバーを顧客というよりも「リファーラルパートナー」としてみて、そのとおりに扱うべきだと思うんですね。
安:はい。
大野:もし誰かメンバーが、所属するBNIのチャプターを部屋中いっぱいにあふれるお客さんたちというふうに見てしまったら、彼らの手の届く、リーチ(Reach)ですよね。リーチというのは部屋の中のメンバー止まりになってしまいますよね。
安:はい。それでは、そろそろ終わりに近づいてまいりましたが、大野さんからメンバーの皆さんへメッセージはありますか。
大野:はい。チャプターにおいて、すでにご活躍のネットワークビジネスのメンバーの方もいらっしゃると思うんですけれども。ぜひ、ほかのメンバーの人たちとゆっくりと時間をかけて、信頼関係をつくっていただきたいと思います。
安:ありがとうございました。
大野:ありがとうございました。
第40回 BNIはネットワークビジネス?はBNI Japan Official Podcastで公開された投稿です。
By Official BNI Podcast5
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参照:英語版 Episode 215
安:第40回は、「BNIはネットワークビジネス?」と題してお送りいたします。英語版のエピソード215をご参照ください。それでは、今回のタイトルに使われている質問なんですが、実は私も聞かれたことがあるんですよ。
大野:やっぱりそうなんですね。BNIのメンバーがそう誤解しているということはあまりないとは思うんですけれども、外部の人がそう誤解しているケースがあるかもしれませんね。
安:そうですね。
大野:ネットワークビジネスはマルチレベルマーケティング、MLMとか連鎖販売取引、マルチ商法とか呼ばれますけれども。ディストリビューターとか販売員が多段階に報酬を受け取れるシステムですね。
安:はい。
大野:もちろんBNIはそういう組織ではないので。例えば、メンバーが招待したビジターがもしそのチャプターメンバーになったら、報酬をもらえるわけではないですね。
安:そうですね。
大野:メンバー間で交わされたリファーラルによって、それが成約しても紹介料などがやり取りされる仕組みにはなっていませんから。
安:はい。
大野:では、BNIではネットワークビジネスをされている人がメンバーになれるのでしょうか。
安:うーん。答えは。
大野:答えは、ほかの専門分野と同様に、メンバーシップ委員会の審査で承認されればメンバーになることができます。
安:はい。
大野:以前BNIチャプターで、ネットワークビジネスの方はお断りという言葉をウェブサイトなどにアップしているところがありましたけれども。それは、BNI的にはNGなんですね。
安:はい。
大野:なので、男女とか国籍、肌の色とか職業によって差別することは許されていません。もしそういった文言をまだ掲げているようなチャプターがあれば、早々に訂正しておいていただきたいと思います。
安:はい。
大野:逆に言えば、信頼できるネットワークビジネスの方であれば、当然BNIでもメンバーとして歓迎されるべきだと思うんですね。
安:はい。
大野:ただし、チャプターで登録する専門分野というのは、その会社の商品やサービスの販売ということに限定されていまして、いわゆるビジネスの機会を売り込むことは許されていません。なぜでしょうか。
安:うーん、なぜでしょう。
大野:ちょっと背景からお伝えすると、このガイドラインは実はいろいろな国のBNIメンバーで構成されている国際顧問理事会、これはメンバー・サクセス・プログラムで紹介されていると思うんですけれども。その国際顧問理事会において、実は次のような背景から作られました。皆さんご存じのとおり、各専門分野から1名のみが参加できるというメンバー枠がBNIにはありますよね。
安:はい。
大野:ネットワークビジネスの人が、例えば複数チャプターの中に存在していても、彼らが扱う商品とかサービスがかぶっていない限り、問題はないんですね。
安:はい。
大野:しかしながら、その彼らのうちの誰かがビジネスの機会というものについて、例えば、プレゼンで話し始めてしまうと、そうしたビジネスの機会というもの自体がメンバー間で競合してしまって、問題になり得ますね。
安:そうですね。
大野:英語版のポッドキャストで紹介されていますけれども、かつて何年もの間繰り返された問題として、1つのチャプターにおいて、1人のメンバーがビジネスの機会についてプレゼンし始めると、チャプター内のほかのネットワークビジネスのメンバーもみんな、同じようなプレゼンをし始めるのが常だったそうです。
安:ふう~ん、なるほど。
大野:彼らはビジネスの機会を売りたいんですよね。
安:そうですね。
大野:そういう歴史的背景があって、BNIメンバーによって構成される国際顧問理事会というのが、ネットワークビジネスの会社や組織に所属するBNIメンバーが、商品またはサービスについてのみ定例会、チャプターミーティングで言及することを許すことにしたんです。
安:はい。
大野:1to1ミーティングによって、ネットワークビジネスのメンバーが商品やサービスの話だけではなくて、ビジネスの機会について触れるかどうかということについては、押し付けがましくしなければ、そのメンバー次第だとマイズナー博士は言っています。これはもしかすると、日本においては多少物議を醸すかもしれない部分だと思うんですけれども。
安:うーん、はい。
大野:なんで、そんな話をポッドキャストで取り上げるのかと怒っていらっしゃるリスナーのメンバーさんも、中にはいらっしゃるかもしれませんけれども。
安:はい。
大野:個別のミーティングにおいて、これは1to1もですね、どんな会話がなされるかまではコントロールすることはできないとさえ言っていますね。
安:うーん。
大野:もっともな話ですよね。
安:そうですね。
大野:私が個人的に時々ちょっと心配になるのは、ネットワークビジネスのメンバーが、そのチャプタープレゼンテーションの中で、セミナーに招待するのを見掛けることなんですね。
安:ああ~、はい。
大野:このセミナーの中で、どんな話がされているかというところが肝かもしれませんけれども。これについても、やっぱり気を付けなくてはいけないと思うんですね。もし、そのセミナーの中でビジネスの機会についての話があって、それを事前に知らされずにメンバーの方々やビジターが招待されると、クレームになる恐れがありますね。
安:はい。
大野:いずれにしてもネットワーキングというものは、狩猟ではなくて農耕のプロセスなので、信頼関係を構築するためのものであるということを忘れてはいけないというふうに思います。
安:はい。
大野:もし人を信頼できれば、その人が使っている商品を信頼できて、そうすればビジネスの機会についても1to1でぜひ教えてほしいと思うかもしれませんね。
安:はい。
大野:BNIのメンバーを顧客というよりも「リファーラルパートナー」としてみて、そのとおりに扱うべきだと思うんですね。
安:はい。
大野:もし誰かメンバーが、所属するBNIのチャプターを部屋中いっぱいにあふれるお客さんたちというふうに見てしまったら、彼らの手の届く、リーチ(Reach)ですよね。リーチというのは部屋の中のメンバー止まりになってしまいますよね。
安:はい。それでは、そろそろ終わりに近づいてまいりましたが、大野さんからメンバーの皆さんへメッセージはありますか。
大野:はい。チャプターにおいて、すでにご活躍のネットワークビジネスのメンバーの方もいらっしゃると思うんですけれども。ぜひ、ほかのメンバーの人たちとゆっくりと時間をかけて、信頼関係をつくっていただきたいと思います。
安:ありがとうございました。
大野:ありがとうございました。
第40回 BNIはネットワークビジネス?はBNI Japan Official Podcastで公開された投稿です。

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