※この回は【後編】です。まずは【前編】からお楽しみください。
【キーワード】過去を見るのか未来を見るのか?/ありようは年齢を問わない/人生に執着してしまう/これから先のこと、自分ができること・できるかもしれないことを考えていく/年をとって何かすることを社会の側が許してくれない/自分がその年齢になると、(若い頃と)変わりない/偏見・先入観/障害者の人たちがずっと言ってきたこと/ビッグチャンス/社会の側が変わらなきゃ/ノーマライゼーション/インクルーシブ=同じにする必要はなくて、違ったままで良いじゃない/高齢者ばかりだと引き出せないことがある/2人だと何喋っているかわからない/誰かが介在/年寄りだけでなくできればもう少し若い人を/若い人たちにとっても幸せをもらう場面/高齢者:年齢で切っている/老人:老いた人/老人と言った方が広がりがあるかもしれない/『老人と海』(ヘミングウェイ)/年老いた漁師が海のことをなんでも知っている/老人力/人生のいろんなことを次の世代に伝える/知恵袋/年寄りはどこか良い感じでゆるんでくれている→若い人の緊張をゆるめてくれる/ほとんどの年寄りは優しい→若い人たちが元気になる/老人力は2つ:①知恵袋②いてくれるだけで幸せな気持ちになる、絶大な癒し力/ご隠居/ユニバーサルな社会/老いにはまた別のリアリティ/むしろ若い人たちがリラックスした社会があればもっと落差が減る/ハードで集団性が高く、仕組みの中や決まったルールの中で動くこと/研ぎ澄まされればされるだけ老いた時の喪失感/老いのイメージが固まってしまう/若い世代と高齢者が話し合う機会(普段の何気ない会話)を持つ/壁がなくなる/年の離れた大事な友達/こういう人生の送り方ができたら良いよなという人/老いに対する恐れ、恐怖が無くなる/年寄りが今置かれている状況を知って欲しい/施設にいる年寄りは容易に外に景色を見にいくことさえできない/葉っぱが色づいたのを見にいく、春の風を感じに行く/老いが社会化されることによって自由が奪われる/欧米:認知症に際して自分で死を選びたい、近代的な自己像が容易に実現しなくなると生きている価値がない/日本:かなり緩やか、認知症だからといって死ぬことはない/日本の良さ=ゆるやかさ、いろんな人たちが雑多な状態で暮らしていけること/老いをめぐる状況を再定義しないといけない/老いを急激なものと感じないようにするためにライフシフトの話がちゃんと進む/世代間の関係が地域や社会の中にそれなりにある/良い意味で年寄りのゆるやかなところを社会がもっと取り入れる/欧米:多世代同居のトレンド/新しい形の多世代交流/コミュニティも復活/老いは自分でコントロールできない/自分が自分を管理すること=人間的な世界 (赤ちゃんや年寄りの時には難しい)/自然性・動物性を訓練/本当は大事な、隠しておいた部分/自然観/内なる自然(コントロールできない部分)に対してもおおらか /日本における老い/老いがいをもう一度考える/社会のありようとして実装していくことが必要/社会として個人として家族としてコミュニティとしてどう向き合うか?
体系的な知識がないなか、好奇心の赴くまま、分野を問わず、まさに主観的に本に親しんできました。大学時代は華やかなキャンパスライフに馴染めず図書館に日々ひきこもり、社会人になってからは未知の領域のプロジェクトを進める際にいつも本が助けてくれたという実感があります。ひとつのテーマについて複数の本をざっと読むことで共通する構造や論点を見つけたり、精読することで著者が悩んだ形跡や浮かび上がってくる気づきを得たりすることが好きです。