スタートアップの成功のコツは、意思決定。仕組みも何も全くない状態ゆえに、プロダクトを育てていくために「ユーザーどこ?」「収益どうする?」「組織の形は…」という膨大な意思決定が求められる。そんなスタートアップの最大の魔物であるのが「決断疲れ」。意思決定というものは、ドラクエで言うマジックポイント(MP)みたいなもの。「今日はめっちゃいい意思決定できたわ〜」という日などがあると思うが、あれはMPが豊富にある状態でメラゾーマ(高コスト呪文)をズガーン!と打てた、という状況。一方で、MPが尽きている状態になると、slackのメッセージにYES/NOを返事することだけでも嫌になってしまう。マネジメントなど上のレイヤーに行けば行くほど、意思決定に求められる質が上がるとともに量も多くなる。だからこそ、直近で求められる意思決定をシミュレーションしながら自分のアジェンダ決めたり予定を決めたりすると良い。意思決定の最大MPは、経験することでしか増やせない。だからこそ、意思決定スケジュールのマネジメントが大切になる。また、周囲としても、選択肢を出してあげたりプロトタイプを作ってあげたり優先順位を決めてあげたりするだけでも、意思決定はとても楽になる。