神戸山手大学/吉岡研究室

理学系から見た法学(法律学)の不思議なこと


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1)処罰,懲罰を課す理由について、3つの論が挙げられているが、それらの法的淵源について学説が統一されることなく−また判決を課す場合にもどの学説によるか明示的でないにもかかわらず、刑罰が課されていることについて、法学者は理論の不備を感じないのだろうか。2)学説においては認められているが、判例では認められていない…というような表現が「環境権」の説明で延べられているが、学説=理論の体現(実験結果)と考えたときに「実験的には否定されている(確認されない)物理理論」のような空疎さを感じます。3)権利が歴史的にできあがってくるという表現について、そもそも権利は通時的なものではないのかというのはナイーブすぎるのだろうか…。以上3点について不思議に思ったことを述べさせてもらいました。
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神戸山手大学/吉岡研究室By Eiji Yoshioka