《時代が見えそう》味本飯店

【前編】『どもる体(シリーズ ケアをひらく)』(伊藤亜紗著/医学書院 )【味本飯店】


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【キーワード】どもっているときに何が起きているのか?/自分のものでありながら、自分のものではない体/連発・難発・言い換え/(この本は)心身二元論に立っている/(科学的・客観的には)心が命令して体が動くという図式ではない/どもりという現象そのものが二元論的/主観の側から語り直す/ままならなさ/自分の体の中に自分が予期せぬことが起きて、それに対してどう工夫するか?/自動化/適応しようとする工夫が自分に牙をむく/しゃべるは「今」に照準/ギャグ/「しゃべる」が持っている矛盾した構造/(話の)うまさ=場が持つタイミングにうまく当てにいく/歌(演劇)だったらどもらない/あるリズムに乗っている時=自分の体がモノに近く感覚(乗っ取りが起きる)/日常的には乗っ取りが起きづらい?/(どもらないが)めっちゃつまらないことを話している/どもること・どもらないこと、言いたい・言いたいではない(言いたくない)/中途障害の人の工夫/しゃべりの複雑さ/工夫が「今」を失わせる/外形的に話がつまっていない風に見えるのがやっかい/メルロ=ポンティの身体論/ダンス=心身一元的/しゃべる・会話=別の誰かの隙間から「今」が生まれてくる/どもっちゃえばいいじゃん/どもることによって(も)言いたいことが言えない/どもる自分に戻っていく  


※この回には、続きがあります。続きは【後編】をお楽しみください。  

【出演者】   
■今日のお客さん
山内泰            
一般社団法人大牟田未来共創センター 理事            
NPO法人ドネルモ 代表理事            
株式会社ふくしごと 取締役      

■今日の店主  
原口悠            
一般社団法人TOMOSU 理事            
一般社団法人大牟田未来共創センター 理事            
NPO法人ドットファイブトーキョー 代表理事          

-店主・原口の本との付き合い方-
体系的な知識がないなか、好奇心の赴くまま、分野を問わず、まさに主観的に本に親しんできました。大学時代は華やかなキャンパスライフに馴染めず図書館に日々ひきこもり、社会人になってからは未知の領域のプロジェクトを進める際にいつも本が助けてくれたという実感があります。ひとつのテーマについて複数の本をざっと読むことで共通する構造や論点を見つけたり、精読することで著者が悩んだ形跡や浮かび上がってくる気づきを得たりすることが好きです。  

【本について】   
・取り上げた本:伊藤亜紗著『どもる体(シリーズ ケアをひらく)』(医学書院)  
https://www.amazon.co.jp/dp/426003636X     

※味本飯店は、架空の“お店”であり、奈良のBONCHIが運営しています。
BONCHIには本屋があって、そこには、今回の本をはじめとした、時代を読み解く「?」に出会える本 が揃っています。      
《BONCHI 公式サイト》    https://bonchi.fun/    

(収録日:2021年2月3日)

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《時代が見えそう》味本飯店By BONCHI


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