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北海道生まれの加藤氏は、父が経営するカニ卸会社・加藤水産の衰退を目の当たりにし、1998年にインターネット通販でカニ販売を開始。初受注時に「家族団らんができた」との感謝の声に感動し、「笑顔と真心を届ける」理念を確立。3年で年商1億円を達成し、2005年には楽天のグルメジャンル売上の25%を占めるまで成長。北海道の名産品も扱い地方創生にご尽力。競争激化やリーマンショックで苦戦も、付加価値を重視した経営で持続可能な成長を目指しています。加藤氏に『地方創生』についてお話をお伺いしました!▽地方創生ひとすじ~『北国からの贈り物』起業秘話今年還暦になる私は、北海道の川湯温泉というところで生まれました。ちょうど同じ頃に親父が加藤水産という会社を起業して、高度成長期を経て町でも1番大きなカニの卸問屋でした。私の代でカニのインターネット通販をはじめました。小さな頃から昆虫捕りや魚釣りなど、大自然の中で飛び回っていましたが、高度経済成長で町、自然が破壊されていくのを目の当たりにしていました。小中学校の時に魚釣った川が、護岸工事で魚が住めなくなり、街がどんどん破壊されて、すごく憤りを感じていました。高校は釧路で下宿暮らしでしたがいよいよ大学進学を考えた時に、町おこしをしたいと思いましたね。将来このままでは自分の子供や孫が住めなくなっちゃうなと思い、都市計画ができる建築家になろうと、東京の大学の建築学科に行って、東京の設計事務所で一級建築士として10年働いていました。Amazonが1996年、楽天が97年にスタートしたから、インターネットで親父のカニを売ったらいいのではないかと考え、1998年に起業しました。高度成長期以降、加藤水産自体はどんどん売り上げが下がってきて、親父の会社や自分の家族の会社を救わなきゃという思いがありました。30代で町おこしをしようと奮闘しましたが、先輩方から若造が何を言ってんだと言われて、知識だけじゃダメだと思い知りました。この町を元気にするためにまずは大社長になろう、100億の会社を作ろうと思いました。毎年10億ずつ、100億あると、10億ぐらい利益が出るから、それを町に寄付して10年、20年、50年町に投資されれば、昔みたいな人が住んで、自然も豊かな町にしたいという思いで事業しています。▽はじめての受注から3年で年商1億に98年6月10日にECショップをオープンしましたが、当時は自分でHTML言語を覚えて、半年かけてページを作りました。1ヶ月後に初めて注文が入りました。当時卸しの商売で、1トン単位でカニが入っていたところ、社長のドラ息子がなんか新しいこと始めて、一尾のカニ送ってどうするんだ、という現場のメンバーとの軋轢がありました。そんな中お客さんから、『久しぶりに家族団らんができて、本当にありがとうございます、本当に美味しかった』というメッセージが届いたのが本当に嬉しくて、ガッツポーズでした。そんな成功体験から、食卓の家族団らん、子供の笑顔、そんなものがインターネットを通じて届けられたらいいなと思い、北海道のカニを通して『笑顔と真心』を届けるんだという企業理念、テーマとしました。お客さんの声や私たちのメッセージをメールマガジンに載せたりして、徐々に注文が増えて3年で売り上げが1億ぐらいになりました。今振り返るとたくさん苦労はあったけれど、楽しすぎて苦労はほとんど覚えていません。▽楽天の食品ジャンル25%を席巻ショップザイヤーをとった2003年2005年ぐらいまでは、本当に順調に1億、3億、5億、8億とどんどん増えていきました。2005年当時は、楽天のグルメジャンルのうち、売上が25%、お客さんの4人に1人はうちのカニを買っていたぐらいの計算でした。お客さんの声を聞いて、北海道のいくらやアイスクリーム、メロンといったラインナップを並べていって喜ばれました。インターネットを使った地方創生、会社の再建、雇用を守ることについて、自分自身が体験したことを勉強会でたくさんの人に伝えてきました。また、みんなで開発した業務効率化のソフトは、一時800社が使ってくれるなど、僕らの持っているノウハウを提供して、とにかくこの世界広げようとしていたのが2010年頃。そこまで良かったけれど、大手競合企業が入ってきて、広告をかけるから安くしないと売れなくなってしまい、薄利多売のしんどい状況になりました。強豪店や新規参入店とも戦いながら、この先10年、20年続けていくのは未来がないなと思いましたし、リーマンショックもあって大変でした。目先の利益でなく、その先の付加価値に目を向けて変わることのできたネットショップは今も残っているだろうけれど、あのときが大きな転換期だったと思います。#ECの未来一覧はこちら #ネットショップ #EC 00:00 ダイジェスト00:23 地方創生ひとすじ~『北国からの贈り物』起業秘話11:09 パイオニアが3年で年商1億になるまで17:39 楽天ショップオブザイヤー受賞歴多数!24:39 EC運営代行サヴァリ株式会社のご案内_________________________________________________________________________________【関連動画】_________________________________________________________________________________【保存版】「北欧、暮らしの道具店」に学ぶ、ネットショップ戦わずして勝つ戦略とは【EC・ネットショップ】https://youtu.be/afErWEBBjNI?si=LJuxxoySFLSnIx9a【これが真実】BtoB水産をEC化する挑戦のすべてを話します【EC・ネットショップ】https://youtu.be/_7mSEaJmQ5c_________________________________________________________________________________【再生リスト】_________________________________________________________________________________EC成功事例編https://youtube.com/playlist?list=PLJbJEm6SK_oDL36AGmkcEQRw-zyBhPgAQ&si=ewQE7x4nb4yp6ywR~第289回 ゲスト~加藤敏明 氏株式会社北国からの贈り物代表取締役社長&CEO北海道生まれ。一級建築士&地方創生プロデューサー。1998年(株)北国からの贈り物を創業。楽天市場、Yahoo!ショッピングにて年間グランプリを連続受賞しEC業界のリーディングカンパニーとして評価される。2010年シンガポールにてKITAGUNI INC.を設立。2018年加藤水産代表取締役に就任し和食グルメプロデューサーとして和食文化を世界に発信中。2019年Amazon Japan「にっぽんをつなぐ」プロジェクトに参加。北海道国際流通機構理事・WAOJE東京理事・日本食文化会議理事・EO HOKKAIDO理事。著書に「Eコマース成功の条件」「TOP0.1%の条件 ECビジネス成功者たちの志力」がある。得意領域は北海道グルメのブランド開発、趣味は海外旅行・グルメツアー・美術館巡りと芸術鑑賞。■自己紹介加藤敏明 KATO TOSHIAKIKITAGUNI INC. CEO一級建築士&地方創生プロデューサー最近の活動内容、会社概要などhttps://lit.link/KATOTOSHIAKIhttps://savari.jp/columns/ecidentify/category/episode289/▼ポットキャストでも毎週水曜日同時配信。https://podcasters.spotify.com/pod/show/ecnomirai▼コメントお待ちしています!高評価も次の動画制作の励みになります!!─[ お問合せ ]────── 出演者へのご質問、お仕事のご依頼はこちらから サヴァリ株式会社 03-6825-5538 https://savari.jp/contact/ 公式LINEで最新動画配信中! 友達追加:https://lin.ee/u5STq3B──────────
北海道生まれの加藤氏は、父が経営するカニ卸会社・加藤水産の衰退を目の当たりにし、1998年にインターネット通販でカニ販売を開始。初受注時に「家族団らんができた」との感謝の声に感動し、「笑顔と真心を届ける」理念を確立。3年で年商1億円を達成し、2005年には楽天のグルメジャンル売上の25%を占めるまで成長。北海道の名産品も扱い地方創生にご尽力。競争激化やリーマンショックで苦戦も、付加価値を重視した経営で持続可能な成長を目指しています。加藤氏に『地方創生』についてお話をお伺いしました!▽地方創生ひとすじ~『北国からの贈り物』起業秘話今年還暦になる私は、北海道の川湯温泉というところで生まれました。ちょうど同じ頃に親父が加藤水産という会社を起業して、高度成長期を経て町でも1番大きなカニの卸問屋でした。私の代でカニのインターネット通販をはじめました。小さな頃から昆虫捕りや魚釣りなど、大自然の中で飛び回っていましたが、高度経済成長で町、自然が破壊されていくのを目の当たりにしていました。小中学校の時に魚釣った川が、護岸工事で魚が住めなくなり、街がどんどん破壊されて、すごく憤りを感じていました。高校は釧路で下宿暮らしでしたがいよいよ大学進学を考えた時に、町おこしをしたいと思いましたね。将来このままでは自分の子供や孫が住めなくなっちゃうなと思い、都市計画ができる建築家になろうと、東京の大学の建築学科に行って、東京の設計事務所で一級建築士として10年働いていました。Amazonが1996年、楽天が97年にスタートしたから、インターネットで親父のカニを売ったらいいのではないかと考え、1998年に起業しました。高度成長期以降、加藤水産自体はどんどん売り上げが下がってきて、親父の会社や自分の家族の会社を救わなきゃという思いがありました。30代で町おこしをしようと奮闘しましたが、先輩方から若造が何を言ってんだと言われて、知識だけじゃダメだと思い知りました。この町を元気にするためにまずは大社長になろう、100億の会社を作ろうと思いました。毎年10億ずつ、100億あると、10億ぐらい利益が出るから、それを町に寄付して10年、20年、50年町に投資されれば、昔みたいな人が住んで、自然も豊かな町にしたいという思いで事業しています。▽はじめての受注から3年で年商1億に98年6月10日にECショップをオープンしましたが、当時は自分でHTML言語を覚えて、半年かけてページを作りました。1ヶ月後に初めて注文が入りました。当時卸しの商売で、1トン単位でカニが入っていたところ、社長のドラ息子がなんか新しいこと始めて、一尾のカニ送ってどうするんだ、という現場のメンバーとの軋轢がありました。そんな中お客さんから、『久しぶりに家族団らんができて、本当にありがとうございます、本当に美味しかった』というメッセージが届いたのが本当に嬉しくて、ガッツポーズでした。そんな成功体験から、食卓の家族団らん、子供の笑顔、そんなものがインターネットを通じて届けられたらいいなと思い、北海道のカニを通して『笑顔と真心』を届けるんだという企業理念、テーマとしました。お客さんの声や私たちのメッセージをメールマガジンに載せたりして、徐々に注文が増えて3年で売り上げが1億ぐらいになりました。今振り返るとたくさん苦労はあったけれど、楽しすぎて苦労はほとんど覚えていません。▽楽天の食品ジャンル25%を席巻ショップザイヤーをとった2003年2005年ぐらいまでは、本当に順調に1億、3億、5億、8億とどんどん増えていきました。2005年当時は、楽天のグルメジャンルのうち、売上が25%、お客さんの4人に1人はうちのカニを買っていたぐらいの計算でした。お客さんの声を聞いて、北海道のいくらやアイスクリーム、メロンといったラインナップを並べていって喜ばれました。インターネットを使った地方創生、会社の再建、雇用を守ることについて、自分自身が体験したことを勉強会でたくさんの人に伝えてきました。また、みんなで開発した業務効率化のソフトは、一時800社が使ってくれるなど、僕らの持っているノウハウを提供して、とにかくこの世界広げようとしていたのが2010年頃。そこまで良かったけれど、大手競合企業が入ってきて、広告をかけるから安くしないと売れなくなってしまい、薄利多売のしんどい状況になりました。強豪店や新規参入店とも戦いながら、この先10年、20年続けていくのは未来がないなと思いましたし、リーマンショックもあって大変でした。目先の利益でなく、その先の付加価値に目を向けて変わることのできたネットショップは今も残っているだろうけれど、あのときが大きな転換期だったと思います。#ECの未来一覧はこちら #ネットショップ #EC 00:00 ダイジェスト00:23 地方創生ひとすじ~『北国からの贈り物』起業秘話11:09 パイオニアが3年で年商1億になるまで17:39 楽天ショップオブザイヤー受賞歴多数!24:39 EC運営代行サヴァリ株式会社のご案内_________________________________________________________________________________【関連動画】_________________________________________________________________________________【保存版】「北欧、暮らしの道具店」に学ぶ、ネットショップ戦わずして勝つ戦略とは【EC・ネットショップ】https://youtu.be/afErWEBBjNI?si=LJuxxoySFLSnIx9a【これが真実】BtoB水産をEC化する挑戦のすべてを話します【EC・ネットショップ】https://youtu.be/_7mSEaJmQ5c_________________________________________________________________________________【再生リスト】_________________________________________________________________________________EC成功事例編https://youtube.com/playlist?list=PLJbJEm6SK_oDL36AGmkcEQRw-zyBhPgAQ&si=ewQE7x4nb4yp6ywR~第289回 ゲスト~加藤敏明 氏株式会社北国からの贈り物代表取締役社長&CEO北海道生まれ。一級建築士&地方創生プロデューサー。1998年(株)北国からの贈り物を創業。楽天市場、Yahoo!ショッピングにて年間グランプリを連続受賞しEC業界のリーディングカンパニーとして評価される。2010年シンガポールにてKITAGUNI INC.を設立。2018年加藤水産代表取締役に就任し和食グルメプロデューサーとして和食文化を世界に発信中。2019年Amazon Japan「にっぽんをつなぐ」プロジェクトに参加。北海道国際流通機構理事・WAOJE東京理事・日本食文化会議理事・EO HOKKAIDO理事。著書に「Eコマース成功の条件」「TOP0.1%の条件 ECビジネス成功者たちの志力」がある。得意領域は北海道グルメのブランド開発、趣味は海外旅行・グルメツアー・美術館巡りと芸術鑑賞。■自己紹介加藤敏明 KATO TOSHIAKIKITAGUNI INC. CEO一級建築士&地方創生プロデューサー最近の活動内容、会社概要などhttps://lit.link/KATOTOSHIAKIhttps://savari.jp/columns/ecidentify/category/episode289/▼ポットキャストでも毎週水曜日同時配信。https://podcasters.spotify.com/pod/show/ecnomirai▼コメントお待ちしています!高評価も次の動画制作の励みになります!!─[ お問合せ ]────── 出演者へのご質問、お仕事のご依頼はこちらから サヴァリ株式会社 03-6825-5538 https://savari.jp/contact/ 公式LINEで最新動画配信中! 友達追加:https://lin.ee/u5STq3B──────────
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