東北部カラシン県でこのほど、現職の警察官5人が無実の女性を麻薬容疑で身柄拘束し、解放する代わりに現金5万バーツを脅し取ったとされる事件が発生した。現在警察が事実関係を解明するために捜査を進めている。女性によれば、ムアン郡(県庁所在地)のリゾート施設に一人で泊まっていたところ、警官5人が突然部屋に入ってきて、麻薬容疑の捜査などと言って室内を捜索し、室内にあった現金2万バーツをとりあげるとともに、女性を屋外に連行したという。警官から「解放には5万バーツ必要」と言われたため、女性は弟に3万バーツを借りて、それを警官に渡して(2万+3万=計5万バーツ)解放されたとのことだ。