ソムチャイ元中央選挙管理委員会委員はこのほど、前進党のピタ党首がメディア株保有に絡んで起訴された場合、7月13日の首相指名選挙に影響するとの見方を示した。この件は中央選管が検討を進めているが、仮に選管が憲法裁判所に起訴して受理された場合、憲法裁がピタ党首の下院議員としての資格停止を命ずる可能性があるという。そうなれば、首相選における上院議員の投票行動に何らかの影響が及ぶのは避けられないとみられている。ソムチャイ元委員は、「首相選でピタ党首が議場に入ることは前進党の唯一の首相候補としては可能だが、下院議員としてはできない。これを理由に上院議員が投票を棄権することが考えられる」と指摘する。