まなびのはなし

#011 - ブルームの教育目標分類


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二人がそれぞれ大学院で「教育」を体系的に学んだ時に触れることがあった「ブルームの教育目標分類 - Bloom's taxonomy」について、実践者として今どういうことを考える?ということをおしゃべりしました。

  • 教育心理学者ブルームの唱えた教育目標分類について
  • ピラミッド型(ヒエアルキー)で整理されていることで誤解されやすいこと
  • (弟子?であった)アンダーソンたちによる改訂版
  • 最初に登場した1950年代、改訂版が出た2000年代、そしてこれからの時代に想いを馳せる
  • 実はブルームは認知(cognitive - mental)のことを情意(affective - emotional/feelings/attitude) と 精神運動(psychomotor - physical ability) とセットで捉えていた
  • 日本でブルームの考えを取り入れようという動きが活発になったのは1970年ごろ(50年前!)
  • 日本にブルームが来日した時に言っていたメッセージ
  • 米国の大学の入試に使われていた・いる、統一試験の一つSATが必須出なくなる・使われなくなる最近の動きについて
  • 認知よりも文化的な影響を受けるであろう情意・精神運動の世界に学びの軸足が移るとどうなる?
  • 学びの豊かさと評価の測りやすさ・測りにくさというジレンマ

  • エピソード内で触れた内容:

    • ブルームのtaxonomyとは(THE SIMPLE社のサイトより)
    • ブルームのtaxonomyと動詞リスト(例えばMiami Universityのリソースとして紹介されているこちら
    • アンダーソンたちによるBloomのタキソノミー改訂版(gakko.siteより)
    • Common Sense EducationによるYouTube "What is Bloom's Digital Taxonomy?"(デジタル版)
    • ブルームと対談した梶田先生のやりとりに触れられている2015年の論文「B.S.ブルーム理論の日本における受容と発展:評価 理論を発展させた梶田理論を通して」著者 古川 治
    • Grammarly(英語添削AIツール)
    • カリフォルニア大学入試で「ペーパーテスト」廃止へ 揺れるアメリカの受験制度(Forbes Japan 2020.09.15記事)

    • 関連エピソード

      • #005 - 学習スタイル、いろいろ
      • #004 - 「まなび」とは
      • #002 - 各種AIツールと学びの交差点
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        このpodcast「#まなびのはなし」では、大人の学びをサポートしている二人が、それぞれ見つけた・考えた、ことを、話したいから話しています。話している二人はemi (ウェブサイト)とtomoko (ウェブサイト)。自己紹介エピソードはこちらです:#001 - 自己紹介

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