12月は特集(全3回)『編集者の手解き_』と題して、紙やウェブ等のメディアのみならず、最近では街や地域の「編集」も手掛ける「編集者」の仕事とは一体何なのか?について、編集者で「千十一編集室」代表の影山裕樹さんをゲストにお迎えして、お送りします。
今回は特集の最終回。メディア・地域を編集するなかで避けて通れない、より広く多くの人に届けるための施策、いわゆる”バズらせる”ことについて、武田さんによる作家・古川日出男さんとのエピソードや、また、影山さんが書籍やローカルの編集を通して感じる、一過性のものではなく時間と信頼という資産を積み上げてファンやコミュニティ・文化を形成していくことの重要性などを交えながら、広げることとつくりこむことのジレンマを抱えながら取り組む編集者の姿勢と、在り方についてトークが繰り広げられました。
そのなかで、ローカルのメディアづくりにおいては、近年ビジネスチャンスにもなっているこの領域において、東京的な観点で消費されるのではなくその地域の文化をつくっていくこと、そしてそのために必要とされるリテラシーとスキルを地域の人に伝え馴染ませていくこともまた、編集者の役割であるという意義深い展開ともなりました。
さらには、同人誌と共通するこれからあるべきメディアづくりの視点、PVではない変わりゆくメディアの指標とそれによる変容、「谷根千」のルーツ、影山さんが手掛ける小豆島の妖怪美術館の書籍制作を支援するクラウドファンディングなど、今回もメディアとローカルを縦断して活動する編集者ならではのトークが盛り沢山です!ぜひ聴いてください!
「MOTION GALLERY CROSSING」は、編集者の武田俊と演劇モデルの長井短が、日本最大級のクラウドファンディングサイト「MOTION GALLERY」のプロジェクトを紹介しながら、アートやカルチャーにまつわる話題を、ゲストとともに掘り下げていくラジオ番組。東京・九段ハウスの提供でお送りいたします。
<「千十一編集室」HP>https://sen-to-ichi.com
<九段ハウス>https://kudan.house/
<Hot Projects> 「テレビ・映画の枠を超えた映像の祭典『座・高円寺ドキュメンタリーフェスティバル』存続の支援を!!」https://motion-gallery.net/projects/zkdf12
<ゲスト影山さん手掛けるプロジェクトがMotionGalleryで実施中!>「小豆島・迷路のまちの「妖怪美術館」の取り組みを通して、地域活性に悩む多くの人たちにエールを送る本をつくりたい!」https://motion-gallery.net/projects/yokai-bijutukan
<長井短さん新刊情報!「内緒にしといて」(晶文社)現在発売中!>https://www.shobunsha.co.jp/?p=5885
<ご意見・質問お待ちしてます!>番組のハッシュタグ #mgcrossinghttps://twitter.com/intent/tweet?hashtags=mgcrossing