1月の配信は、特集『うたが生まれるところ』として、木下龍也さん(歌人)と文月悠光さん(詩人)をゲストにお迎えしてお送りしています。
特集最終回。前回の「お題:どうしようもない発見」の短歌発表と講評を経て「小さな短歌教室」ふりかえりに始まり、自身も書き手としてエッセイや小説を執筆す長井さんからの読み手の想像力に対する意識についての質問、創作を続けるコツ、お金と創作活動との関係など、うたをつくり続けていくためのヒントをみつけるトークとなりました。
想像力に頼る部分もあるけれどそこに甘えず、限られた字数で相手にも自分と同じ映像がクリアに映し出せるよう言葉を選んでいるからこそ、自分は詩を書かないのかもと話す木下さん。一方で、わからないと言ってもらえることは作者にひらいているからこそでありそれもまたありがたいと話す文月さん。お二人が同じ詩歌でもそれぞれの分野を選んだ背景を垣間見た瞬間でした。
お金と創作活動との両立の話では、詩は個人でつくるけれど外の世界で他者を知るからこそ創作の時間に戻って来れるという考えからくる挑戦や、短歌の個人販売など、最近まで会社勤めも並行されていた木下さんと、学生の頃から専業詩人として活動する文月さんとの、ここでも好対照なお話が繰り広げられました。
さらには、12月の特集『薄めず広める』への反響、先日無事オープンしたシモキタ-エキマエ-シネマ「K2」のクラウドファンディングが間も無く終了…!など、オープニングやエンディングもお聞き逃しなく!
今回のHotProjectsは、70周年を迎える日本で最初の現代影絵劇団を存続するためのプロジェクトをご紹介!テレビの黎明期から影絵美術を手がけ、現在はダイナミックな舞台公演や海外公演も精力的に手がける「かかし座」が今後も存続していくため、影絵文化を絶やさないため、みなさんの応援をよろしくお願いします!
ぜひお聞きください!
「MOTION GALLERY CROSSING」は、編集者の武田俊と演劇モデルの長井短が、日本最大級のクラウドファンディングサイト「MOTION GALLERY」のプロジェクトを紹介しながら「これからの文化と社会のはなし」をゲストとともに掘り下げていくラジオ番組。東京・九段ハウスの協賛でお送りいたします。
<もしもし文化センター>
番組のオンラインコミュニティ「もしもし文化センター」へは、下記よりアクセスいただけます!みなさんの参加をお待ちしております!あなたも”もしもしーず”になろう!
https://basic.motion-gallery.net/community/moshibun
<番組プレイリスト更新中!>
番組では、エピソードとゲスト&パーソナリティの選曲を織り交ぜたSpotifyプレイリストを更新中です!ぜひ「My Library」への登録お願いします!
https://open.spotify.com/playlist/6EY8LFSdS7B0OOl5wxldXr
<リスナーのみなさんのお悩み募集中!>
パーソナリティ&番組アシスタントにきいてほしいお悩みを募集しています!いただいた投稿は、番組のお悩み相談コーナー(不定期)にてお答えします!
https://forms.gle/GqTrQCYs9Ji8duSM7
<木下龍也さん最新著書>
『あなたのための短歌集』(ナナロク社)
https://nanarokusha.shop/items/6188d1720548e07cf43efdbe
<文月悠光さんの最新エッセイが文庫化されました!>
『臆病な詩人、街へ出る。』(新潮文庫)
https://www.shinchosha.co.jp/book/103361/
<Hot projects>
日本で最初にできた現代影絵劇団かかし座が、コロナ禍による危機を乗り越え、
創立70周年を迎えられるよう力をお貸しください
https://motion-gallery.net/projects/kakashiza
<MOTION GALLERYが運営に携わる映画館が1/31までプロジェクト実施中です!>
東京・下北沢の線路跡地に生まれた新しい“街”の入り口に、
文化の共有地となるミニシアター『K2』が誕生します。
https://motion-gallery.net/projects/k2-cinema
<九段ハウス>
https://kudan.house/
<ご意見・質問お待ちしてます!>
番組のハッシュタグ #mgcrossing
https://twitter.com/intent/tweet?hashtags=mgcrossing