フレンチ・クラシック・カフェ

#116 楽しさとアンニュイが交錯するプーランク『六重奏曲』第二楽章

10.20.2023 - By 笹川日仏財団Play

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前回に続き、フランシス・プーランク作曲『六重奏曲』(木管五重奏+ピアノ)をお届けします。

今回の第二楽章は、ディヴェルティスモン/Divertissement(イタリア語でディベルティメント/ Divertimento 日本語では嬉遊曲)と副題のついている、許された中での音楽的な遊びが施され、シンプルな中にもそれぞれの楽器の特性がよく表されています。

久野麗著『プーランクを探して』(春秋社、2023年)に、プーランクが8歳の時に聞いたドビュッシーの『神聖な舞曲と世俗的な舞曲』や12歳の時に観たビゼーの『カルメン』についての感想が紹介されていて、この作曲家の幼い頃からの鋭い感受性が見て取れます。

 ⁠⁠⁠中田昌樹さんのFacebook⁠⁠⁠⁠⁠では番組内の内容をさらに視覚的にも拡めています。ぜひご覧ください。 

【出演】中田昌樹(指揮者) 

【演奏】フランシス・プーランク作曲 『六重奏曲』第二楽章

    フィリップ・ベルノルド(フルート)、オリヴィエ・ドワーズ(オーボエ)、ロナルド・ファン・スパンドンク(クラリネット)、

    ローラン・ルフェーヴル(ファゴット)、エルヴェ・ジュラン(ホルン)、アレクサンドル・タロー(ピアノ)

    イントロ&エンディング ドビュッシー『小さな黒人』 江澤隆行/ピアノ

【提供】笹川日仏財団

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