僕の習っている社会福祉というものはかなり理想郷のもとで成り立つ学問であると思っている。その学問を拠り所としてこの社会をいかにして最も最善な理想に近づけるかを試みる実験的な側面も持ち合わせている。
世間的には、社会福祉というもの自体が不透明で捉えにくいものだと思う。それに加えて、議論することさえもタブー視されている側と感じる。
けれども、案外その片鱗は日常にころがっていたりする。それを小さく掬ってよく眺めてみてほしい。それこそが社会を考えることにも繋がるし、福祉を考えることにも繋がると思うから。
みんなが他人を思いやる世界は美しいものだと思う。小さくでも大きくでも、自分なりに社会を眺めて見てほしいと思う。
僕もそんな小さくも大きいような社会と一緒に働けたらおもしろいんじゃないかなと想像して、この学問を学んでいるんだと思う。