303 Gohshitsu

18-2 歴史紹介ジーンズ編


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今回後半で紹介したジーンズはこちら!

「old note」

p.laboこと?デニムパタンナーのイカさんがやっている会員制ブランド。

デニム以外も扱っていて、自身で解体したヴィンテージ衣料などをサンプリングし「元ネタのあるアイテム」を作っています!youtubeやinstagramで解体した衣料のディテールや年代での違いなどを詳しく話されているので興味がある方は是非。

https://www.instagram.com/old_note/


「land down under」

池上慶行さんが倉敷市児島の地域おこし協力隊での経験を経て、循環型経済の在り方をジーンズ作りに取り入れ立ち上げたブランド。

回収をしたジーンズはリメイクを施したりヴィンテージとして販売。それでも販売が難しい状態の悪いものなどは粉砕してヴァージンコットン(未使用の新しいコットン)と混ぜ合わせて紡績しリサイクルしている。取り組み自体の魅力ももちろん素晴らしいのですが、個人的にはデザインの面でも気になる点があり、サイドポケットのポケット口の形状とシルエット、生地についてです。ジーンズのポケット口といえば通常(?)カーブのついた緩いL字型になっていますが(これもかがんだ時に物が落ちにくいというワークの名残なんでしょうね)、手を差し込みやすい傾斜のついた直線になっていたり、無骨な感じを抑えジェンダレスな綺麗めなテーパードシルエットにしていてモダンに仕上げているところや、防縮加工を施しジーンズあるあるな縮み問題を解消しているところに配慮を感じますね。そしてHPを見ていてビックリというか笑っちゃったのが、old noteのイカさんがパタンナーをやっているという笑。忘れていただけかも知れないですが、そこ繋がったのが面白かったです。

循環や製造過程についてはHPだけでも詳しく掲載されているので覗いてみてください!

https://landdownunder.jp


「TANAKA」

タナカサヨリさんがヨウジヤマモト、ユニクロにてデザイナーを経て17年にスタートしたブランド(去年か一昨年とか適当なこと言ってすみません…)。

拠点はNYみたいですが、製品は日本製。日本のものづくりを世界へ発信しています。JAPAN MADEの心得を有したブランドですが、着想源はNYの多様性にあるみたいです。日本人としてのアイデンティティをものづくりとして昇華して世界へ投げかけている感じが心打たれます。

そんなタナカさんですが、学生時代から「私が新しい服を作る意味はあるのだろうか?」と思うことも多々あったらしく(fashionsnap参照)、これは服作りをする誰もが持つ疑問でもあると思い恐縮ながら身近に感じてしまいました…。

そしてなんとNEWWNAMEというポッドキャストのパーソナリティーも務めていらっしゃいます!同業者ですね!

馴れ馴れしいのも程々に、泥染めのジーンズすごく良さそうなので見てほしいです。

https://www.tanakanytyo.com


【今週の一言】

紹介って、むつかしい。


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