複合企業のHRビジネスパートナーとしてアジア、オセアニア、欧米の人々と仕事をする山本 真一郎さんに、英単語の覚え方、受験英語のコツ、アメリカ留学中のほろ苦い思い出、さらなる高みを目指す意欲などについてうかがいました。 山本 真一郎 Shinichiroh Yamamoto 福岡県出身。早稲田大学第一文学部を卒業後、ニューヨーク州立大学大学院オルバニー校にて修士課程修了。専攻は文学理論。大学院入学まで英語圏への旅行経験もなく、初渡米では不安に駆られ現地に着くまで機内でリスニング教材を聞き続ける。入学当初、大学院の授業は半分以下しか聞き取れず、また大学構内のサブウェイでレタスの発音が伝わらずにサンドウィッチの注文すらできない己の不甲斐なさに枕を濡らす。その後、屈強なアメリカ人に囲まれながら血の滲むような文学修行を通じて、英語力もメキメキと向上。 大学院卒業後は日本に帰国し、米系消費財メーカーにHR(人事)として入社。その後、一貫してHR畑を歩み、現在は米系複合企業にてヘルスケア事業のHRビジネスパートナーとしてアジア太平洋地区を担当。 Emi では、自己紹介をお願いできますか? Shin はい、山本真一郎です。今はアメリカ系の複合企業でHR*をやっています。インダストリー(業界)としては医療機器、ヘルスケアで、自分はアジア太平洋地域、日本、韓国、オーストラリア、ニュージーランドのHRビジネスパートナーを担当しています。 *Human Resources:人事 Emi いろんな国の人々とコミュニケーションをとるお仕事? Shin そうですね。「いわゆるビジネスのリーダー陣のパートナー」という立場で、ビジネスリーダーたちと、人事戦略や、ビジネスを伸ばすための組織作りを考える仕事です。 Emi 日本人、韓国人、オーストラリア人が一緒に集まる場で仕事をしている? Shin 彼らは別々のところにいるので、基本的にはビデオカンファレンスや電話会議です。また、HRはファイナンス(財務)とタッグを組んでビジネスリーダーをサポートする役目があるので、シンガポールにいるシンガポール人のファイナンスマネージャーともしょっちゅう話をしています。僕が担当しているリーダーは日本人ですが、アジアのリーダーシップチームにはアメリカ人のCEOがいますし、他にもフランス人やインド人のビジネスリーダーがいます。 Emi かなり国際色の豊かな職場。インターネットを通じて世界の人々と交流している。その際の共通言語は英語のみ? Shin そうですね。英語だけです。 Emi 日常、仕事の中で英語を使う割合は? Shin 仕事の時間だけに限って言うと、半々ぐらいですかね。日本人と話す時は日本語だし、外国人と話す時や外国人のいる会議では英語です。メールはほぼ英語です。 小中高では、英検が区切りに Emi 日本にいながら、仕事の時間の約半分は英語を話しているし、英語を書いてもいる。そうやって現在は日常的に英語を使う真さんが、最初に英語と出会ったのはいつどこで? Shin 最初は小学校の時です。母に「英語はやっておきなさい」と言われていました。おそらく母自身に、「留学したかったけれど、できなかった」という想いがあったんでしょう。それで、小学校3年生ぐらいの頃から、近所の英語が得意な女性のところへ通いはじめました。日本人の方で、英語の塾というほどではない習い事。それが英語との出会いです。 Emi 小学校3年生の時に、いわゆる子ども向け英語教室へ? Shin そう。ただ、まだ英語教室としてコマーシャライズ*されているような時代ではありませんでした。「英語の得意なおばちゃんが、近所の子どもたちを集めてABCを教えてくれるところ」です。英検5級までそこで取らせてもらいました。4年生か5年生で取った覚えがあります。 *commercialize:商業化する、ビジネスとして広く展開する Emi 3年生で通いはじめて、小学校の間ずっとその教室に? Shin といっても週に1回行ってなんとなくABCを書いている程度で、全然しゃべれもしませんでした。英検5級については一度落ちているんですが、落ちたのがそのクラスで僕だけだったんです。それで母がすごいスパルタで教えて、「I my me mine、you your you yours」などを叩き込まれたら、5級に合格しました(笑)。 Emi (笑) じゃあ英検5級に関しては、英語教室でというより、家でお母さんに教わった? …
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