小ギャラリーの両側にはそれぞれ、中国の小部屋があり、左側は楕円形、右側は円形です。マリア・テレジアは、当時流行していた中国や日本の美術品を愛好していました。2つの小部屋では、極めて高価な中国製の漆塗りパネルが、白い化粧板にはめ込まれ、金箔の装飾フレームから張り出したコンソールには、青と白の磁器が置かれています。芸術的な象嵌細工の手法で仕上げられた床張りも見事です。2つの小部屋は、カード遊びや、小規模な会議に用いられました。とりわけ円形の小部屋では、マリア・テレジアと宰相カウニッツ侯爵の、国事に関する重要な秘密会談が行われたのです。