馬車行列の間という名称は、2つの大きな絵画のうち、左側の作品に由来するものです。描かれているのは、1743年にマリア・テレジアが催した貴婦人の馬車行列です。これは、オーストリア継承戦争におけるプラハ奪還を記念するものでした。会場は、ホーフブルク王宮一角にあり「冬の乗馬学校」と呼ばれる屋内馬場で、ここでは今も、リピッツァー馬による古典馬術の演技が披露されています。画面の中央ではマリア・テレジアがリピッツァー馬に乗り、騎馬の貴婦人たちの先頭に立っています。左側の肖像画は、マリア・テレジアの父である皇帝カール6世で、スペイン宮廷風の豪華な衣装を身に着けています。