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250年前、「パブリック・ドメイン」を勝ち取った男がいた——『新版〈海賊版〉の思想 18世紀英国の永久コピーライト闘争』著者・山田奨治さん インタビュー


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「 #今日発売の気になる新刊 」は、ブック・コーディネイターの内沼晋太郎が、年間7万点も発売される新刊の中から、気になる一冊を選び、平日ほぼ毎日紹介していく番組です。本にまつわるあらゆることを扱う「 #本チャンネル」の看板コンテンツです。本は出会ったときが新刊ですので、ぜひアーカイブも合わせてお楽しみください。


【取り扱い書店】

本書は全国の書店でご購入いただけます。

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また、以下のキャンペーンコードを入力いただくと、20%がポイント還元され、番組ステッカーもついてきます。

本チャンネル書店(バリューブックス/オンライン)

https://www.valuebooks.jp/shelf-items/folder/8865700768ccf03

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【書籍について】

山田奨治(著)『新版〈海賊版〉の思想 18世紀英国の永久コピーライト闘争 』(皓星社)2970円(2700円+税)|2024年6月10日発売

およそ250年前、永久の「著作権」をめぐる裁判が起こりました。権利を永久に独占しようとしたロンドンの大書店主たちに厳然と挑み、「パブリック・ドメイン」を勝ち取ったのは、エジンバラの「海賊出版者」アレクサンダー・ドナルドソンでした。

デジタル技術の進歩、生成AIなど、著作権をめぐる状況が急速に変わる時代の中で、私たちは保護と利用のバランスについてどう考えるべきか? 18世紀イギリスの法廷闘争を通じて、文化の発展と著作権法の相関性を史的に考察します。

2007年のみすず書房版に図版を大幅に追加し、さらに定本刊行以降の著作権をめぐる動向を解説した「新版あとがき」を付しました。

今改めて、著作権をめぐる現代的の問題意識を持って読んでもらいたい名著です。


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【出版社のみなさまへ】

紹介する本は、主にJPROの情報から1ヶ月ほど前に選んでいますが、情報が十分でないと感じています。よろしければぜひ、より早い段階で新刊情報をお寄せください。

https://forms.gle/B7nnBkX5MbfAmM7J8


【動画の目次】

00:00 『新版〈海賊版〉の思想 18世紀英国の永久コピーライト闘争』

09:08 なぜコピーライトは期限付きになったのか 

13:47 生成AIの登場で関心が高まる著作権やパブリック・ドメイン

17:15 海賊版によって市場が広がる

21:54 これからの著作権について思索を深めたい方に


(追記)動画内のテロップに誤字がございました。謹んでお詫びを申し上げます。

(誤)筑波技術短期大学の情報処理学科に教師として→(正)筑波技術短期大学の情報処理学科に助手として


【本日のゲスト】

山田奨治/国際日本文化研究センター教授

1963年、大阪市生まれ。国際日本文化研究センター教授、総合研究大学院大学教授。専門は情報学と文化交流史。著書に『著作権は文化を発展させるのかーー人権と文化コモンズ』(人文書院、2021)などがある。


【クレジット】

配信日:2024年9月10日(火) 

ホスト:内沼晋太郎

動画編集:樺沢孝彦

制作スタッフ:西尾清香、神谷周作、生江秀(バリューブックス)

ご連絡、ご依頼はメールにてお願いします。


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