建築家ALTEMYの津川恵理さんの講演会で教えていただいた本。2015年に出版された本ですが、我々は果たして、思索と表現、デザインの間で対象の問いを正確に捉えて形にする努力や、深く内省した解釈、柔軟性のある思いやりの表現などを高めてこられたのか?と振り返りました。新しい資本主義の具体が求められる今の時代の空気の中で、メタバースや仮想通貨などが国家や実態経済と加速主義の間を広げる一方で、貧困や格差の問題もある。気候危機が待ったなしの状況にも関わらず、世界はリアルとバーチャルにさえも分断される中、問いを顕在化させる「別の現実」の提案力を磨くことが、面白く、幸せな未来をつくっていける個人のスキルなのかもしれません。_スペキュラティヴ・デザイン 問題解決から、問題提起へ。—未来を思索するためにデザインができること https://amzn.asia/d/0vAC7O5