美術家の彦坂尚嘉氏がトリエンナーレと現代美術を語る。司会は木村静。一般に評価は高いが、専門家の評価はそれほどでもない作品が多くある。例えば、クリスチャン・ボルタンスキー+ジャン・カルマ《最後の教室》。なぜ人気があり観客動員できる作品と、本当に良い作品は乖離してしまうのか?越後妻有トリエンナーレの問題にはじまり、名品とは何か、メディアと美術、観光と美術、美術と建築など、戦後日本美術の諸問題を、彦坂尚嘉が独自の視点で分析。越後妻有トリエンナーレの本質に迫る(2009年8月11日、越後妻有津南エリアかたくりの宿にて)。