先日行った宮古島が素晴らしかったので、ひいさんが宮古島の自然と命を称える歌を作りました。チチとハハが繰り広げるショート・トーク。

眠れぬ夜に聴くがよい

## 歌詞 (宮古言葉)

「ぬちぬ唄」

ヤシガニぬ背うーい、わんねー漂木(ヒルギ)ぬむいんかいはじいっちゃん

よーんなーしいけー、ゆーかなーしぇー、うれーいっぺーゆたさる味やいびーん

ちちぬふぃちゃいぬうてぃたるみじんかいわんにんよーんなー染みんじゃちょーん

いーちとぅみれー、どぅるなれー、うれーいっぺーくーさいびーん

くすりーるぐとーる、くすぐいるぐとーる

うれーぬちぬ唄

## 歌詞 (大和言葉)

「ぬちぬ唄(命の唄)」

ヤシガニの背を追い、私はマングローブの森に分け入った

ゆっくりしていきなさい、よく噛みなさい、それはとても良い味です

月明かりの落ちた水に、(ヒルギの膝根と私の)膝がゆっくり染み出している

息を止めなさい、泥になりなさい、それはとても微かです

こすれるような、くすぐるような

ぬち(命)の唄