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50年研究を重ねても、数多くの謎が残存している——『『失われた時を求めて』の謎』 著者・吉川一義さん インタビュー


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「 #今日発売の気になる新刊 」は、年間7万点も発売される新刊の中から、気になる一冊を選び、平日ほぼ毎日紹介していく番組です。本にまつわるあらゆることを扱う「 #本チャンネル」の看板コンテンツです。本は出会ったときが新刊ですので、ぜひアーカイブも合わせてお楽しみください。


【取り扱い書店】

本書は本屋lighthouse、全国の書店でご購入いただけます。

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また、以下のキャンペーンコードを入力いただくと、20%がポイント還元され、番組ステッカーもついてきます。

本チャンネル書店(バリューブックス/オンライン)

https://www.valuebooks.jp/shelf-items/folder/8865700768ccf03

キャンペーンコード:TBCUCNM

【書籍について】

吉川一義(著)『『失われた時を求めて』の謎』(岩波書店)

7480円(6800円+税)|2025年1月31日発売

『失われた時を求めて』は幾重もの深い謎に包まれている。──長篇はどのように誕生し、いまある形になったのか? 没後百年を経て発見された「七十五枚の草稿」とは何か? 社交界における同性愛とユダヤ性の位置づけと、作中での芸術の果たす機能とは? ヒロイン・アルベルチーヌはなぜ捉えどころがないのか? 全てのできごとを語る一人称の「私」とは何者なのか?──アルベルチーヌ物語の生成過程などを突き止めたプルーストの草稿研究の先駆者が、長篇に隠された構造と作家の手法を精緻に読み解き、小説と批評を総合した希有なる作品の新たな相貌を浮かび上がらせる。巻末に『失われた時を求めて』全巻の梗概を付す。


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【出版社のみなさまへ】

紹介する本は、主にJPROの情報から1ヶ月ほど前に選んでいますが、情報が十分でないと感じています。よろしければぜひ、より早い段階で新刊情報をお寄せください。

https://forms.gle/B7nnBkX5MbfAmM7J8


【動画の目次】

00:00 『『失われた時を求めて』の謎』

06:32 多くの謎に満ちた大長編小説 

08:37 プルーストと主人公「私」の違い

10:24 融合と対比

11:49 同性愛・恋愛

15:44 社会的大事件と反リアリズム

20:23 50年の研究と翻訳での気づき

24:00 大宇宙と同じような存在

32:12 「プルースト沼」にはまっていきたくなるような一冊


【本日のゲスト】

吉川一義/京都大学名誉教授

1948年生。東京大学大学院博士課程満期退学。パリ・ソルボンヌ大学博士。プルースト『失われた時を求めて』を全訳(岩波文庫、全14巻)。『『失われた時を求めて』名文選』や『『失われた時を求めて』への招待』(岩波新書)などの編著がある。


【本日のインタビュアー】

関口竜平/本屋lighthouse店主

1993年2月26日生まれ。法政大学文学部英文学科、同大学院人文科学研究科英文学専攻(修士課程)修了ののち、本屋lighthouseを立ち上げる。著書『ユートピアとしての本屋 暗闇のなかの確かな場所』(大月書店)など。将来の夢は首位打者(草野球)。特技は二度寝。

https://books-lighthouse.com/


【クレジット】

配信日:2025年1月31日(金) 

ホスト:内沼晋太郎

動画編集:樺沢孝彦

制作スタッフ:西尾清香、神谷周作、生江秀(バリューブックス)

ご連絡、ご依頼はメールにてお願いします。

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