人類学者の目

#6 役割としての「共感」を、見つめなおす【ゲスト:大石瑶子】


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【今回の内容】

比嘉が過去に企業と協働したなかでも濃い時間を過ごした、UCI Labの共感リサーチャー、大石さん/初めての企業との本格的な協働となった、ジャカルタでのUCI Labのリサーチ/毎晩、他の人とフィールドノートを共有するという経験、複数人でリサーチを進めることの意義/共感という役割が人類学者にとって代わられる!?と転職まで考えた/人類学者が現場を「観る」その仕方を「観る」ことに、意味はあるか/分刻みのスケジュールのもとで行った、上海でのクライアントワーク/訓練を全く受けていない大石さんは、インタビュースキルをいかに獲得したのか/本好きの大石さんは、あらゆる人間の言葉を物語として認識する/人間を小説として捉えるという、ある意味で冷たくもある距離感を取ることで、できること、見えること/人類学者、宇田川彩さんと協働することで得た気づき/多くの人にとって比嘉が「人生で初めて出会った人類学者」だからこそ、比嘉=人類学者になってしまうことへの危惧/比嘉との協働以降、大石さんに生じた変化。それは、リサーチプロジェクトをアジャイル的に進めるようになったこと/リサーチで用いてきた既存の枠組みを揺さぶられる、その苦しさに耐えられるか

【ゲスト】

大石瑶子(おおいしようこ)

UCI Lab.で共感リサーチャーとして、定性調査(デプスインタビューや家庭訪問調査など)の設計やインタビューを行ってきた。2018年にはジャカルタでの食と健康に関する自主調査で比嘉と協働。大石さんの目線から綴られたその記録「ジャカルタdiary」はこちらから。

UCI Lab.合同会社 とは?

企業の企画開発・研究開発を、生活者起点と対話的協働でサポートする「イノベーション・エージェント」。もっと知りたい方は、所長の渡辺隆史さんのほかメッシュワークの比嘉と制度経済学者の北川亘太さんが『地道に取り組むイノベーション』(ナカニシヤ出版)にて、それぞれの視点からUCI Lab.を掘り下げています。

【出演】

比嘉夏子・水上優(メッシュワーク)

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人類学者の目By 合同会社メッシュワーク