田舎坊主の読み聞かせ法話

「ある日の護摩焚き」エッセイ「田舎坊主の合掌」


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数年前、腸腰筋膿瘍から化膿性脊椎炎になり入院しました。

腰の骨が溶けるという病気で、ただただ痛い病気でした。

私が退院して4年後、この病気を見つけてくれた先生が自坊不動寺に来てくれました。

先生は「9年間ガンを患っていた妻が亡くなりました。森田さんに色々教えてほしいと思って来ました」

私は驚きとともに熱いものが込み上げてきました。

私の入院時、私のことはもちろん救急入院した妻のことも親身になって相談にのって寄り添ってくださいました。

この先生のことは「田舎坊主の七転八倒」という私の本に書かせていただきました。

先生自身がつらい思いをされていたからこそ、真に患者に寄り添える素晴らしい先生なのです。

この日はお不動さまのご縁日28日、不動寺の護摩焚きの日です。

心を込めて護摩を焚き、先生の奥さまの初月忌が平安であることを祈願しました。

合掌


和歌山県紀の川市 瑞宝山不動寺

不動坊 良恒

田舎坊主シリーズ第六弾

「田舎坊主の合掌」

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田舎坊主の読み聞かせ法話By 田舎坊主 森田良恒