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前編では、ダンススタジオとレストランでの何気ないやりとりを通じて、二人の関係が少しずつ変化していく様子が描かれました。
後編では、舞台を家具のイベント「インテリアビッグバザール」 に移し、彼と彼女がさまざまなインテリアを体験しながら、心の距離を縮めていきます。
「家具は暮らしを変える」。
新しい空間にふさわしい家具を選ぶことは、単なる「買い物」ではなく、新しい自分への第一歩 でもあります。
そんな「インテリアの魔法」が、二人にどんな影響をもたらすのか?
そして、彼のふとした言葉に込められた想いとは?
ボイスドラマ版では、インテリアの魅力を声と音で伝え、より臨場感のあるストーリーをお届けします。
Spotify、Amazon、Appleなど各種Podcastプラットフォーム、または服部家具センター「インテリアドリーム」公式サイト でぜひお聴きください!
それでは、物語の続きをお楽しみください!
【登場人物】
・彼(38歳)・・・元バレエダンサー。膝を痛めてバレエを断念したが、思いは断ち切れず、ダンススタジオでインストラクターをしている。本職は広告代理店の企画部勤務。彼女のことを意識しているが、年齢差のコンプレックスがあり言い出せない(CV:日比野正裕)
・彼女(26歳)・・・前編に登場した息子の姉。芸術大学出身。現在はフリーのイラストレーター。幼い頃からバレエを習い、いまでもダンススタジオに週3で通っている。ダンススタジオで知り合った彼とは月に何回か、食事に行くライトな関係(CV:桑木栄美里)
<シーン1:ダンススタジオ>
(SE〜ダンススタジオの雑踏)
彼: 「はい、おつかれ!今日はここまでにしよう」
彼女: 「おつかれさまでした!」
彼: 「お腹すいたな、軽くたべよっか・・」
彼女: ビルの2階にあるダンススタジオ。
通りに面した東側には大きな窓ガラスがはまり、
灯りがともる頃には、外からダンサーたちの動きがよく見える。
彼の指示で私の定位置はいつも窓側。
私は、通りを歩く観客に向かってコンテンポラリーダンスを踊る。
<シーン2:レストラン>
(SE〜レストランの雑踏)
彼: 「なんだか、浮かない顔だね」
彼女: え?私、浮かない顔なんてしてた?
ちゃんと彼の目を見て笑顔で話をしてたつもりだったのに。
こういうとこ、鋭い人だな。
彼: 「実は僕も、今日会社でちょっとミスしちゃってね。
結構ひっぱるタイプだから」
彼女: そう?いつもカラっとしてると思ってたけど。
それに、僕も、って。
私が気分下がってること、確信してるのね。
彼: 「まあ、そういうときは、美味しいお肉をたべて・・・
あ、お肉好きだったよね?」
彼女: 「はい」
彼: 「よし、じゃあ、今日はちょっと贅沢して
飛騨牛のフィレ肉とかいっちゃおうか」
彼女: 「え〜」
彼: 「あれ?食べたくない?」
彼女: 「あ、いえ、食べたいです」
彼: 「オッケー、決まり。
店員さん!オーダー!
あっと、それから・・・
レッスンのとき以外は敬語っぽい言葉遣いやめてくれる?
なんか、くすぐったくて、落ち着かないし」
彼女: 「っと・・・わっかりました〜」
彼: 「うん、それそれ」
彼女: タメ口とか、苦手なんだよなあ。
彼は、ちょっぴり強引だけど、
なかなか1人で決めきれない性質(たち)の私にはちょうどいいかも。
それにしても、口の中で溶けちゃうくらい、柔らかくてジューシーなお肉。
彼: 「どう?美味しい?」
彼女: 「溶けちゃった」
彼: 「あはは、そりゃ、シャトーブリアンだもの」
彼女: 「ん〜!美味しい!」
彼: 「よかった。
それで、舌鼓を打っているところ悪いんだけど・・・
どうしたの?なにかあった?」
彼女: 「えっと・・・
私、引っ越ししようと思って」
彼: 「え?引っ越しって?実家暮らしじゃなかったっけ?」
彼女: 「あ、そうなんです・・・そうなんだけど(笑)
弟が社会人になって私の部屋を明け渡しちゃったから」
彼: 「え、じゃあ、いま、どうしてるの?」
彼女: 「1人暮らし前提だから、いまは倉庫代わりに使ってた狭い部屋。
弟は2間続きのスイートになって大喜びしてるわ」
彼: 「そうか、そしたら明日家具見にいこうか?」
彼女: 「家具?」
彼: 「だって、家具ひとつで、お部屋は明るくあったかくなるんだよ」
彼女: 「へえ〜」
彼: 「ただの家具屋じゃなくて、すっごいところへ連れてってあげる」
彼女: 彼はいつだって特別な場所へ私を誘(いざな)ってくれる。
これって、私が特別な存在ってこと?
ううん、考えすぎだよね・・・
<シーン3:イベント会場「インテリアビッグバザール」>
(SE〜インテリアのイベント会場)
彼女: 「すご〜い!」
彼: 「だろう?」
彼女: 「インテリアのテーマパークみたい!」
彼: 「そこまでじゃない(笑)」
彼女: いやいや。十分にそこまでだし。
広大なスペースの大ホールにゆったりと並べられた家具たち。
ベッド、ソファ、食卓、デスク、雑貨・・・
いったい何台、何本、何点、展示されているんだろう。
ムートンの体感コーナーまであるし・・・
彼: 「寝転がってみたら?」
彼女: 「いいのかなあ」
彼: 「もちろん」
彼女: 店員より先に私を促す彼。
ベッドに敷かれたムートンのうえ、大の字になって寝そべる。
彼: 「気持ち良さそうだなあ」
彼女: ホントに気持ちいい。このまま眠っちゃいそう。
私の楽しそうな表情を見て、彼の口角がさらに上がる。
彼: 「電動ベッドにも寝てごらん」
彼女: 「電動ベッド?私今年25歳だよ」
彼: 「いやいや、いま電動ベッドは若い人に人気なんだよ」
彼女: 「ホント?」
彼: 「まあ、だまされたと思って」
彼女: 「わかった・・・よいしょっと」
彼: 「スマホにアプリを入れて」
彼女: 「アプリ?」
彼: 「スマホで操作するんだ」
彼女: 「すご」
アプリで時間設定すれば、朝ベッドが起き上がって私を起こしてくれるんだって。
しかも寝ているときイビキをかいたら、ベッドが感知して体を少し起こす?
気道を広げて快適な睡眠へ誘う?
寝る前はリクライニングさせたベッドで、
読書したり、ゲームしたり、アニメを見たり、って・・・
ああ、怠惰な私になってしまう〜
彼: 「健康にしてくれるんだよ」
彼女: 確かに。命を守るベッドだ。
私、朝起きるとき、足の浮腫(むくみ)とか結構ひどいからなあ。
ベッドのコーナーには睡眠アドバイザーもいて、そんな相談にものってもらった。
彼: 「小さなワンルームだったら、この電動ベッドがあればソファいらないよね」
彼女: あ、そうか。そうやって考えたら、コスパも高いかも。
それに、向こうには・・・羽毛布団のオーダーメイド?
体型や好みに合わせて、この場で羽毛布団を作ってくれるんだ。
すごすぎる・・・
彼: 「楽しい?」
彼女: 「うん。一日中見てまわりたい」
彼: 「じゃあ、そうしよう」
彼女: 「え、いいの?」
彼: 「大丈夫大丈夫。ゆっくり見てまわれば、どうせ一日かかるよ」
彼女: 「やった。
ねえ、あの一帯みて。75%オフだって。
ここで全部家具決めちゃおうかな」
彼: 「いいんじゃない」
彼女: 「じゃあ、次は食卓みたい」
彼: 「了解」
彼女: あれ?
私、なんかタメ口っぽい。
普段の私なら考えられないのに。
彼が作り出す、異空間に召喚されてしまったみたい。
彼: 「君の笑顔を見ているとね、本当に幸せな気持ちになれるんだよ」
彼女: 「え」
■BGM〜「インテリアドリーム」
彼: 「この時間が永遠に続けばいいのに、って」
彼女: 「あ」
彼: 「あ〜、いやいや。冗談。冗談。忘れて」
彼女: 忘れられるわけがない。
私も、幸せ。
愛とか恋とか、そういうのじゃなくても・・・。
会場いっぱいの家具に囲まれて、
なんだか、現実のその先にある、不確かな未来が見えたような・・・気がした。
By Ks(ケイ)、湯浅一敏、インテリアドリーム前編では、ダンススタジオとレストランでの何気ないやりとりを通じて、二人の関係が少しずつ変化していく様子が描かれました。
後編では、舞台を家具のイベント「インテリアビッグバザール」 に移し、彼と彼女がさまざまなインテリアを体験しながら、心の距離を縮めていきます。
「家具は暮らしを変える」。
新しい空間にふさわしい家具を選ぶことは、単なる「買い物」ではなく、新しい自分への第一歩 でもあります。
そんな「インテリアの魔法」が、二人にどんな影響をもたらすのか?
そして、彼のふとした言葉に込められた想いとは?
ボイスドラマ版では、インテリアの魅力を声と音で伝え、より臨場感のあるストーリーをお届けします。
Spotify、Amazon、Appleなど各種Podcastプラットフォーム、または服部家具センター「インテリアドリーム」公式サイト でぜひお聴きください!
それでは、物語の続きをお楽しみください!
【登場人物】
・彼(38歳)・・・元バレエダンサー。膝を痛めてバレエを断念したが、思いは断ち切れず、ダンススタジオでインストラクターをしている。本職は広告代理店の企画部勤務。彼女のことを意識しているが、年齢差のコンプレックスがあり言い出せない(CV:日比野正裕)
・彼女(26歳)・・・前編に登場した息子の姉。芸術大学出身。現在はフリーのイラストレーター。幼い頃からバレエを習い、いまでもダンススタジオに週3で通っている。ダンススタジオで知り合った彼とは月に何回か、食事に行くライトな関係(CV:桑木栄美里)
<シーン1:ダンススタジオ>
(SE〜ダンススタジオの雑踏)
彼: 「はい、おつかれ!今日はここまでにしよう」
彼女: 「おつかれさまでした!」
彼: 「お腹すいたな、軽くたべよっか・・」
彼女: ビルの2階にあるダンススタジオ。
通りに面した東側には大きな窓ガラスがはまり、
灯りがともる頃には、外からダンサーたちの動きがよく見える。
彼の指示で私の定位置はいつも窓側。
私は、通りを歩く観客に向かってコンテンポラリーダンスを踊る。
<シーン2:レストラン>
(SE〜レストランの雑踏)
彼: 「なんだか、浮かない顔だね」
彼女: え?私、浮かない顔なんてしてた?
ちゃんと彼の目を見て笑顔で話をしてたつもりだったのに。
こういうとこ、鋭い人だな。
彼: 「実は僕も、今日会社でちょっとミスしちゃってね。
結構ひっぱるタイプだから」
彼女: そう?いつもカラっとしてると思ってたけど。
それに、僕も、って。
私が気分下がってること、確信してるのね。
彼: 「まあ、そういうときは、美味しいお肉をたべて・・・
あ、お肉好きだったよね?」
彼女: 「はい」
彼: 「よし、じゃあ、今日はちょっと贅沢して
飛騨牛のフィレ肉とかいっちゃおうか」
彼女: 「え〜」
彼: 「あれ?食べたくない?」
彼女: 「あ、いえ、食べたいです」
彼: 「オッケー、決まり。
店員さん!オーダー!
あっと、それから・・・
レッスンのとき以外は敬語っぽい言葉遣いやめてくれる?
なんか、くすぐったくて、落ち着かないし」
彼女: 「っと・・・わっかりました〜」
彼: 「うん、それそれ」
彼女: タメ口とか、苦手なんだよなあ。
彼は、ちょっぴり強引だけど、
なかなか1人で決めきれない性質(たち)の私にはちょうどいいかも。
それにしても、口の中で溶けちゃうくらい、柔らかくてジューシーなお肉。
彼: 「どう?美味しい?」
彼女: 「溶けちゃった」
彼: 「あはは、そりゃ、シャトーブリアンだもの」
彼女: 「ん〜!美味しい!」
彼: 「よかった。
それで、舌鼓を打っているところ悪いんだけど・・・
どうしたの?なにかあった?」
彼女: 「えっと・・・
私、引っ越ししようと思って」
彼: 「え?引っ越しって?実家暮らしじゃなかったっけ?」
彼女: 「あ、そうなんです・・・そうなんだけど(笑)
弟が社会人になって私の部屋を明け渡しちゃったから」
彼: 「え、じゃあ、いま、どうしてるの?」
彼女: 「1人暮らし前提だから、いまは倉庫代わりに使ってた狭い部屋。
弟は2間続きのスイートになって大喜びしてるわ」
彼: 「そうか、そしたら明日家具見にいこうか?」
彼女: 「家具?」
彼: 「だって、家具ひとつで、お部屋は明るくあったかくなるんだよ」
彼女: 「へえ〜」
彼: 「ただの家具屋じゃなくて、すっごいところへ連れてってあげる」
彼女: 彼はいつだって特別な場所へ私を誘(いざな)ってくれる。
これって、私が特別な存在ってこと?
ううん、考えすぎだよね・・・
<シーン3:イベント会場「インテリアビッグバザール」>
(SE〜インテリアのイベント会場)
彼女: 「すご〜い!」
彼: 「だろう?」
彼女: 「インテリアのテーマパークみたい!」
彼: 「そこまでじゃない(笑)」
彼女: いやいや。十分にそこまでだし。
広大なスペースの大ホールにゆったりと並べられた家具たち。
ベッド、ソファ、食卓、デスク、雑貨・・・
いったい何台、何本、何点、展示されているんだろう。
ムートンの体感コーナーまであるし・・・
彼: 「寝転がってみたら?」
彼女: 「いいのかなあ」
彼: 「もちろん」
彼女: 店員より先に私を促す彼。
ベッドに敷かれたムートンのうえ、大の字になって寝そべる。
彼: 「気持ち良さそうだなあ」
彼女: ホントに気持ちいい。このまま眠っちゃいそう。
私の楽しそうな表情を見て、彼の口角がさらに上がる。
彼: 「電動ベッドにも寝てごらん」
彼女: 「電動ベッド?私今年25歳だよ」
彼: 「いやいや、いま電動ベッドは若い人に人気なんだよ」
彼女: 「ホント?」
彼: 「まあ、だまされたと思って」
彼女: 「わかった・・・よいしょっと」
彼: 「スマホにアプリを入れて」
彼女: 「アプリ?」
彼: 「スマホで操作するんだ」
彼女: 「すご」
アプリで時間設定すれば、朝ベッドが起き上がって私を起こしてくれるんだって。
しかも寝ているときイビキをかいたら、ベッドが感知して体を少し起こす?
気道を広げて快適な睡眠へ誘う?
寝る前はリクライニングさせたベッドで、
読書したり、ゲームしたり、アニメを見たり、って・・・
ああ、怠惰な私になってしまう〜
彼: 「健康にしてくれるんだよ」
彼女: 確かに。命を守るベッドだ。
私、朝起きるとき、足の浮腫(むくみ)とか結構ひどいからなあ。
ベッドのコーナーには睡眠アドバイザーもいて、そんな相談にものってもらった。
彼: 「小さなワンルームだったら、この電動ベッドがあればソファいらないよね」
彼女: あ、そうか。そうやって考えたら、コスパも高いかも。
それに、向こうには・・・羽毛布団のオーダーメイド?
体型や好みに合わせて、この場で羽毛布団を作ってくれるんだ。
すごすぎる・・・
彼: 「楽しい?」
彼女: 「うん。一日中見てまわりたい」
彼: 「じゃあ、そうしよう」
彼女: 「え、いいの?」
彼: 「大丈夫大丈夫。ゆっくり見てまわれば、どうせ一日かかるよ」
彼女: 「やった。
ねえ、あの一帯みて。75%オフだって。
ここで全部家具決めちゃおうかな」
彼: 「いいんじゃない」
彼女: 「じゃあ、次は食卓みたい」
彼: 「了解」
彼女: あれ?
私、なんかタメ口っぽい。
普段の私なら考えられないのに。
彼が作り出す、異空間に召喚されてしまったみたい。
彼: 「君の笑顔を見ているとね、本当に幸せな気持ちになれるんだよ」
彼女: 「え」
■BGM〜「インテリアドリーム」
彼: 「この時間が永遠に続けばいいのに、って」
彼女: 「あ」
彼: 「あ〜、いやいや。冗談。冗談。忘れて」
彼女: 忘れられるわけがない。
私も、幸せ。
愛とか恋とか、そういうのじゃなくても・・・。
会場いっぱいの家具に囲まれて、
なんだか、現実のその先にある、不確かな未来が見えたような・・・気がした。