ボイスドラマ〜Interior Dream

ボイスドラマ「聖夜の奇跡」前編


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登場人物

・彼女(26歳)・・・医薬品メーカー勤務のMR/社会人4年目。仕事に追われる毎日(CV:桑木栄美里)

・彼(24歳)・・・システムエンジニア/社会人2年目。彼女と暮らし始めて半年(CV:日比野正裕)

【Story〜「聖夜の奇跡/IROTTA CHIC/前編」】

(SE〜街角の雑踏/クリスマスイメージ)

彼女: 「眩しい・・・」

<BGM〜a-dark-silent-night-346733592.wav>

思わず口を衝いて出た言葉に、周りを見回した。

ジングルベルの洪水のなか、誰もが足早に家路を急いでいる。

それはショーウィンドウの中で煌めく1枚の絵。

描かれた街にはクリスタルの雪が舞っている。

気がつくと、いつしか私は、絵の中の街を歩いていた。

腕を絡めて歩くのは・・・あ、パートナーの彼。

え?彼と私、さっきまで喧嘩してたんじゃなかったっけ?

彼: 「疲れてない?」

彼女: 「大丈夫」

彼: 「この先にあるお城のライトアップを見に行かないか?」

彼女: お城?ライトアップ?

そんなもの、この街にあったっけ?

彼: 「しっかりつかまって」

彼女: え?バイク?

いつの間にか私たちは、クリスタルに包まれたバイクに乗っている。

彼: 「少し飛ばすよ」

(SE〜バイクのエンジンをかける音〜バイクの走行音)

※ここはイメージなのでバイク音にかぶっても大声で話さなくてよい

<BGM〜christmas-eve-347253497.wav>

彼女: タンデムなんて、何十年ぶりかしら?

よかった、スキニージーンズを履いてて・・・

ってあれ?私、今日、仕事だからスーツだったはず。

まあ、いっか。

彼がエンジンブレーキをかけるたびに、

クリスタルが散らばり、街が煌めいていく。

彼女: 「きれい・・・」

彼: 「だろう?でもお城はこんなもんじゃないからな」

彼女: 「ねえ」

彼: 「なんだい?」

彼女: 「さっきはごめんね・・・」

彼: 「なに?」

彼女: 「電話で喧嘩、しちゃって」

彼: 「え?なんのこと?」

彼女: 「クリスマスの約束のこと」

彼: 「クリスマスの約束?」

彼女: 「とぼけないでよ。 来週のクリスマスを白銀の世界で過ごすって約束。

私、仕事でいけなくなっちゃったから」

彼: 「なにを言っているんだい?クリスマスは今日だろ。

ほら、こうして一緒にいるじゃないか」

彼女: 「え・・・」 

<BGM〜christmas-fairytale-346742679.wav>

ほどなく、煌めきに満ちたクリスタルのお城へ到着した。

夜空に舞うのは、クリスタルの雪。

彼の肩に頬をよせながら、私の意識は光と同化していった・・・。

(SE〜街角の雑踏)

彼: 「お嬢さん、そんな格好じゃ風邪ひきますよ」

彼女: 「あ」

【BGM〜インテリアドリーム】

彼女: クリスタルの夢から私を連れ戻したのは、やっぱり彼だった。

彼: 「さっきは、電話でごめんね」

彼女: 呆然と立ち尽くしていた私の後ろで

落ちかけた私のジャケットをかけ直しながら、

彼: 「考えたんだけど、クリスマスはおうちで過ごさないか?」

彼女: 言葉に出しながら、彼がはにかむ。

彼: 「何時になってもいいから、一緒にクリスマスを祝おう」

彼女: 凍てついた私の表情もゆっくりと溶けていく。

彼: 「あ、料理も僕が準備する」

彼女: 「ホワイトクリスマスにして」

彼: 「え」

彼女: 「あれ」

彼: 「ああ!」

彼女: 視線の先にあるクリスタルの絵を見て彼の顔がほころぶ。

彼: 「オッケー。さあ、寒いからお店の中に入ろう」

彼女: 入口にディスプレイされた煌めく絵画たち。

まるで宝石のような光の中を抜けて、

私たちはインテリアショップへ入っていった。

彼女: 「こたつも必要かも」

彼: 「あったかいクッションも」
2人: 笑

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ボイスドラマ〜Interior DreamBy Ks(ケイ)、湯浅一敏、インテリアドリーム