今回のポッドキャストでは、コンテンツビジネスの意外な落とし穴について考察します。一般的にコンテンツビジネスといえば、テキストや音声、画像、動画といったデジタル形式が主流ですが、世の中にはあえて巨大なリアル書籍を届けるという特殊なモデルを展開している出版社が存在します。
このビジネスモデルの最大の特徴は、書店では扱えないほどのサイズと重量を持った本を顧客に直接届ける点にあります。これには他社との差別化や顧客の所有欲を満たすといった狙いがあるほか、高単価な商品設定を可能にするという戦略的な背景が見て取れます。
しかし、このモデルにはさらに深い計算が隠されています。それは、巨大すぎるがゆえに解約や返品が物理的に困難であるという点です。返送にかかる手間と高額な送料を考えると、ユーザーは解約を諦めざるを得ません。実によく練られた仕組みですが、一方でこの強固な戦略がアダとなっている側面もあります。
本が場所を取りすぎることや、持ち運びが不可能な不便さが壁となり、結果として新規の注文を躊躇させてしまっているのです。守りを固めすぎたビジネスモデルが、かえって顧客の利便性を損ない、機会損失を招いているという皮肉な実態についてお話しします。
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