数字に強い社長になるポッドキャスト

第611回 「大きく短く稼ぐ」より「小さく長く稼ぐ」


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この番組は、数字がちょっと苦手な中小企業経営者の方が、数字に強くなって業績をばりばりあげてもらうための応援番組です。
今回から、中小企業診断士の四ッ柳茂樹先生にお越しいただき、四ッ柳先生の新刊、「起業のルールゼロからでもムリなく確実に成功をつかむ本気の鉄則」の内容についてお伺いしていきます。
まず、今回は、「大きく短く稼ぐ」と「小さく長く稼ぐ」のどちらがよいのかということをテーマにお伺いします。
四ッ柳先生によれば、「大きく短く稼ぐ」よりも、最終的に、「小さく長く稼ぐ」方を実践することをお薦めするということです。
とはいえ、起業に関するセミナーでは、「大きく稼ぐ」方法を教えるものが少なくないそうです。
しかし、そのようなセミナーを受講する方は、その時だけ、どうやって稼ぐかという短期的な視点で事業活動に臨んでおり、3年後や5年後のことまでは、あまり考えていないそうです。
でも、「小さく長く稼ぐ」ことを考えている方は、長期間、事業を続けようとすることで、実績やノウハウが確実に積み上がっていくので、トータルでの利益は、「大きく短く稼ぐ」場合よりも多くなるということです。
さらに、この、「大きく短く稼ぐ」は方法は狩猟型であり、「小さく長く稼ぐ」方法は農耕型ともいうことができるということです。
そして、狩猟型の事業を継続して実践するための労力は、比較的大きいので、続けることも難しくなります。
一方で、農耕型の事業は、継続して実践するための労力が、比較的小さくてすむので、コンスタントに活動を続けることができるそうです。
そこで、このような観点からも、農耕型の事業をお薦めするということです。
最後に、二段階式起業についてお教えいただきました。
会社を退職した方の中には、最初から、退職金などをあてて、大きな投資をしようとする方がいるそうです。
しかし、その場合、仮に、起業に失敗したときに、手持ちの資金もほとんど失うことになるので、避けた方がよいということです。
そこで、最初は、手持ち資金の20%程度で事業を始めてみて、事業がうまく行くことが見えてきてから、投資を追加していくことをお薦めするということです。
四ッ柳先生によれば、最初から大きな投資をしようとする方は、起業そのものを目的とし、最初から大きな投資をしようとするので、注意が必要ということです。
そこで、起業はあくまで、自分の夢を実現するための手段であると考えることが大切ということです。
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数字に強い社長になるポッドキャストBy 数字に強い社長になるポッドキャスト作成委員会