数字に強い社長になるポッドキャスト

第615回 ビジネスプランの書き方とブラッシュアップ


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この番組は、数字がちょっと苦手な中小企業経営者の方が、数字に強くなって業績をばりばりあげてもらうための応援番組です。
今回も、中小企業診断士の四ッ柳茂樹先生をお訪ねし、四ッ柳先生の新刊、「起業のルールゼロからでもムリなく確実に成功をつかむ本気の鉄則」の内容についてお伺いしていきます。
今回は、ビジネスプランの書き方とブラッシュアップについてお伺いします。
四ッ柳先生によれば、起業するとき、特に、融資や出資を受けるときに、外部の方に自社の事業構想を説明する機会がありますが、そのようなときのビジネスプランは、次のような項目を盛り込むとよいということです。
0.エグゼクティブサマリー
短時間で概要を把握したい方もいるため、最初のページにサマリーを記載しておくとよいそうです。
1.事業者概要・ミッション
2.事業ビジョン
起業は、目的ではなく手段なので、事業を通してどういう目的を成し遂げようとしているのかを、初めの方に、ミッションやビジョンとして示すとよいということです。
3.商品・サービスの概要
4.ビジネスモデル
5.顧客ターゲットとその市場
起業する人は、何を売るのかということに関心が向きがちですが、銀行や出資者などは、商品などの需要がどれくらいあるのかということに関心があるので、これについてもしっかり記入することが大切だそうです。
6.顧客の特製
7.本事業の差別優位性
さらに、自社の事業の特色を示すために、顧客の特製や、差別優位背についても触れておくことが大切だそうです。
8.事業戦略の全体像
9.事業目標(短期・長期)
10.全体スケジュール
11.実施体制
次に、事業をどのように進めていくかを、具体的に示すために、事業の全体像や目標を書くとよいということです。
特に、実施体制は、社内の体制だけでなく、外部の協力者や外注先など、できるだけ多くの人を体制に組み込んでおく方が、起業してから事業運営が安定するということです。
12.売上計画
13.収支計画
14.資金計画
さらに、計数的な計画を、月次で1年程度、さらに、5年~10年分記載すると、事業計画の成果のイメージがより明確に伝わるということです。
15・事業リスクとその対応
16.連絡先・謝辞
そして、ここまでは、事業のよい面について書いて来ましたが、事業のリスクについても触れておき、それへの対応策を書いておくことで、経営者がリスクについても理解していること、そして、それに対してきちんと対策をとるであろうということを理解してもらえるようになるということです。
最後に、ビジネスプランは、1度、書いただけで終わりにせず、何度も専門家に見てもらい、整合性や矛盾点などがあれば修正し、より完成度の高いものにしていくことが大切ということです。
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数字に強い社長になるポッドキャストBy 数字に強い社長になるポッドキャスト作成委員会