この番組は、数字がちょっと苦手な中小企業経営者の方が、数字に強くなって業績をばりばりあげてもらうための応援番組です。
今回から、小野眸さんをお訪ねし、小野さんのご著書、「その作業、もっと効率よくできます!Excel時短仕事術」の内容についてお伺いしていきます。
今回は、テレワークが進展する中、どうやってExcelのスキルを高めていけばよいのかということについてお伺いします。
小野さんによれば、テレワークの環境で仕事をするようになると、かつては、職場の隣の人に、Excelの操作について分からないことがあってもきくことができていたものが、それができなくなるので、Excelの最低限の操作方法を習得することが求められるようになってきているということです。
しかし、実態としては、Excelを得意とする人と、あまり得意でない人に分かれつつあるようです。
そこで、最低限の機能や関数を覚えることが大切になってくるそうです。
特に、Excelを使う人で共通に大切となることを知っておくことが重要になるそうです。
それはどういうことかというと、最初にExcelで表を作ろうとせず、自分が作ろうとする資料の目標や目的をしっかりと理解することだそうです。
これは、Excelで資料を作るよう依頼する側は理解しているものの、頼まれた側がそれを理解していないと、作業終了後に修正が必要になってしまうということです。
しかし、Excelの目標や目的を理解して、それを作成するための工程をしっかりと考えれば、必要となる、書式、資料、関数、機能、データなども事前に準備できるそうです。
これら準備を「下書き」と考えれば、Excelファイルの作成は「清書」という作業になるので、準備がしっかりできていれば、完成度の高いExcelファイルが作成できるようになるということです。
ちなみに、このExcelファイルの作成の準備の仕方については、小野さんのご著書、「なぜ、あなたのExcelは『パッとしない』のか?いまさら聞けない社会人のための再入門」をご参考にしていただきたいということです。