この番組は、数字がちょっと苦手な中小企業経営者の方が、数字に強くなって業績をばりばりあげてもらうための応援番組です。
今回も、小野眸さんをゲストにお招きし、小野さんのご著書、「その作業、もっと効率よくできます!Excel時短仕事術」の内容についてお伺いしていきます。
今回は、Excelのルーティンワークの効率化についてお伺いします。
小野さんによれば、Excelの操作を効率化する機能に、ショートカット機能があるそうです。
ショートカット機能とは、CTR(コントロール)キーと、あるアルファベット(または、記号)キーのふたつを同時に押すことで、本来は、メニューから選んで行う操作を、ひとつの操作で行うことができるようになる機能です。
したがって、ショートカット機能をたくさん知っていれば、それだけ操作も効率化するそうです。
そして、ショートカット機能の代表的なものには、コピー機能と、ペースト機能があります。
まず、コピーをしたいセルを選択し、つぎに、CTR+Cを押すと、選択したセルの内容が、クリップボード(コピーした内容が一時的に記録される場所)にコピーされます。
さらに、別のセルを選択し、そこで、CTR+Vを押すと、クリップボードに保存された内容が、そのセルに書き込まれ(貼り付けされ)ます。
ちなみに、このコピー・アンド・ペーストは、頻繁に使われる機能ですが、貼り付けの際に、コピー元のすべてを貼り付けるのではなく、データのみをコピーする、書式だけを貼り付ける、縦横を入れ替えて貼り付けるなどの機能もあるので、このような機能も使うことで、さらに効率が高まります。
そして、このコピペ機能は、Excel以外の、Woed、PowerPointなどのソフトでも使うことができるので、Excelで覚えた機能で、他のソフトの操作効率も高めることができるようになります。
もうひとつ、小野さんがお薦めする機能は、フィルター機能だそうです。
フィルター機能は、特定のデータだけを表示させる機能だそうです。
例えば、年間の取引明細のうち、3月だけを表示させたり、特定の取引先だけを表示させたり、一定の金額以上の取引だけを表示させるということができるそうです。
このようなExcelのさまざまな機能を覚えると、Excelの操作が楽しくなっていくので、さらにゲーム感覚で、たくさんの機能を覚えて行っていただくと、Excelのスキルを迅速に高めるようにすることができるということです。