この番組は、数字がちょっと苦手な中小企業経営者の方が、数字に強くなって業績をばりばりあげてもらうための応援番組です。
今回も、中小企業診断士の神谷俊彦先生をゲストにお招きし、神谷先生の新刊、「図解でわかるDXいちばん最初に読む本」に基づいて、DXについてお伺いしていきます。
今回は、中小企業のDXプロジェクトの考え方についてお伺いします。
神谷先生によれば、DXには、攻めのDXと、守りのDXという考え方があるそうです。
このうち、攻めのDXは、インターネットにつながれば、すぐに実践できるわけではなく、顧客とのつながりを強めるための、積極的な情報化武装が必要となり、その実践の難易度は高いものとなっているそうです。
一方、守りのDXは、情報化武装などによる業務効率化なのですが、これらが実践できなければ、攻めのDXの実践に移ることもできないことから、守りのDXに注目している経営者も多いそうです。
例えば、多くの会社は、長年の取引で得た、顧客に関する情報を蓄積してきているものの、それを十分に活用している会社は少ないそうです。
そこで、CRM(顧客関係管理)システムを構築して、顧客データを活用し、顧客との関係を強化するという手法を導入することが、ひとつの活用例として挙げられるそうです。