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今回の作品は半年前まで高校生で今は大学生という18歳の女の子のAV初出演のドキュメント作品です。

原宿でひとりで買い物していたときにスカウトに声をかけられたのがキッカケ。「そこで声をかけてくれた人がいて、良くしてくれていて縁があって。」と笑顔で答えているが、なぜAVに出たか理由を聞かれると言葉を濁してしまいます。

「多分空気重くなります。ほんとの理由は秘密です。」というセリフの後にここでカットが入りますが、次にカメラが回ったときには、女優さんの顔がむちゃくちゃ引きつっています。何があったのか。何を言われたのか。いろいろ想像してしまいます。

撮影当日はすき屋の前で待ち合わせ。車で移動しますが、移動中もずーっとカメラ回してます。現場到着してますます緊張してきます。その緊張が伝わってきて、こっちも緊張してくるほど。

AV撮影現場は、凄く広い部屋。壁際にソファーベッドがあり、その周りを証明とかカメラとかが囲んでいます。

撮影カメラのそのすぐ後ろには、机があって現場スタッフが結構いてモニターとかで確認しています。

人が結構います。男性も女性もいます。現場の空気感がすごく出ています。

まゆかちゃんの緊張が頂点に達します。「立ってですか？座ってですか？服を脱ぐ順番とかありますか？靴をはいたままでもいいですか？」緊張しまくっていて、とりあえず、何でも聞いてしまう。たまに顔のアップが入るが、むちゃくちゃ硬い。とてもリアルです。

一回目のカラミが終わった直後、その場で泣いてしまいます。シャワーを浴びにいきますが、シャワー室でも涙が止まらない。その顔や様子をずっとアップで撮影しています。

あとで監督さんと女優さん打ち解けたあとになぜ泣いてしまったのかを説明します。「超シーンとしてたのでマジこわくて、どうしたらいいのかもわからなかったし、なんかみんなめっちゃ見てるし、くすりとも笑わない。みんなでいじめていると思いました。すごくこわかったです。自分の声だけが響くから。知らない人ばっかりだし。」

最後のカラミで乳揉まれながら、どんなHが好き？と聞かれ「ふつうのが一番いいです。」と答えます。このときの表情がもう別人です。すべてを受け入れたおっかさん（聖母）みたいな顔をしてます。ここを見てください。この作品を見ている間はずっと胸が痛かったのですが、この笑顔を見て救われた感じがしました。