この番組は、数字がちょっと苦手な中小企業経営者の方が、数字に強くなって業績をばりばりあげてもらうための応援番組です。
今回も、中小企業診断士の神谷俊彦先生をゲストにお招きし、神谷先生の新刊、「図解でわかるスマート工場のつくり方」に基づき、中小企業の情報化武装についてお伺いしていきます。
今回は、ネット印刷による印刷業のスマート化の事例についてお伺いします。
神谷先生によれば、ネット印刷による印刷業のスマート化は、スマート工場のよい事例になっていると考えているそうです。
現在は、ネット印刷の仕組みによって、小ロットの個別の注文を翌日までに納品することが可能になっているそうです。
かつては、名刺などは、規格に沿うものでなければ、なかなか応じることができなかったものの、いまは、利用者のあらゆるデザインに応じることができるようになっているそうです。
しかし、このような仕組みをつくるには、数年をかけて相当の打ち合わせを行った上でできあがったそうです。
というのは、ネット印刷に応じる工場側も、それに対応できる体制を整える必要があったからだそうです。
ただ、印刷工場のスマート化は、情報技術の進展があったからこそ実現できたのであって、スマート化する側も、それにあわせた体制を整えることで、競争力の高い事業を実践することができるようになっていると言えるということです。
さらに、このような情報技術の活用は、製造業だけに限らず、AirbnbやUberEATSなど、サービスの提供でも実践されているので、業種を問わず、事業のスマート化を実践していくことが望まれるということです。