田舎坊主の読み聞かせ法話

「東京の残飯屋」エッセイ「田舎坊主の合掌」


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東京で食品廃棄物の運搬業をしていた父親が急死し

若いころからヤンチャをしていた息子が後を継ぐことになりました。

父親は自分お仕事を「残飯屋」と言っていました。

ある意味、仕方なく継いだ仕事の中で

あるトンカツ屋さんの閉店時間に若い三人の女性を出くわします。

一人の女性は「くさいっ!」

ほかの女性たちも「せっかく美味しいのをいただいてきたのに、何よっ」と若者を責めます。

でもー

女性たちが美味しいトンカツを食べて幸せになったのは、

この臭いものを運ぶ俺がいるから良質の豚肉が提供できているんだ。

せめて「大変ですね」とでも言ってくれれば、

今度はあなたたちが俺を幸せにするんだよ。。。


和歌山県紀の川市 瑞宝山不動寺

不動坊 良恒

田舎坊主シリーズ第六弾

「田舎坊主の合掌」

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田舎坊主の読み聞かせ法話By 田舎坊主 森田良恒