「エントリーモデルなのに走りはプレミアムなハッチバック「BMW 120」の買い得度」 2004年に登場したBMW1シリーズは、当初、5代目BMW3シリーズのプラットフォームを使ったFR駆動方式の5ドアハッチバックを基本とするBMWエントリーモデル、コンパクトモデルだった。そして2019年にBMWの本拠地であるミュンヘンでワールドプレミアされた3代目からは、走りと室内空間の広さの両立を目指し、ついにFF化。後席のニースペースが先代比で40mm拡大され、そのFF化の意味、効果を世に知らしめたのだった。「BMWはFRじゃなきゃぁ」という、FRを採用する3シリーズ以上のBMWファンの声があったにはあったものの、走らせてみれば、まごうことなきBMWの走りのテイストが実現されていたのである。