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雰囲気コーディングとずんだもん


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チャプター

  • 00:00 - イントロ・収録開始と近況報告
  • 02:15 - 忙しさの2つの種類について
  • 05:30 - 経験20年でも学び続ける現実
  • 08:45 - オーディオブック自炊アプリ開発の話
  • 12:20 - バイブコーディングとは何か
  • 15:10 - パープレキシティを使った開発戦略
  • 18:35 - VoiceBoxエンジンとPython連携
  • 22:00 - 1350行制限問題の解決
  • 25:15 - 完成したシステムの性能と満足度
  • 28:30 - バイブコーディングの課題とGit学習への意欲
  • 31:45 - エンディング・次回予告

概要

今回のエピソードでは、忙しい日々を送る中で見つけた新しい技術的挑戦について語っています。

忙しさの質的違いについて

収録者は現在の忙しさを2つのタイプに分類して分析しています。一つは「段取りをする仕事」、もう一つは「実際にする仕事」です。3月の年度末は後者の典型で、決まった作業を大量にこなす肉体的にハードな期間でした。一方、現在は前者の段階にあり、優先順位をつけながら様々な案件の段取りを組む必要があり、精神的な負荷が高い状況です。

経験と学習の継続性

20年以上同じ分野で働いてきた経験から、全く異なる分野に移った現在の状況を振り返っています。長年の経験があっても、新しい分野では知らないことが多く、1-2年の経験では無理もないという納得感を得ています。これは経験の蓄積と新しい学習の重要性を示す興味深い観察です。

オーディオブック自炊システムの開発

メインテーマは、バイブコーディングを活用したオーディオブック自炊アプリの開発成功談です。以前からずんだもんを使った音声合成に取り組んでいましたが、今回はより実用的なシステムを構築しました。

従来はVoiceBoxというWindowsアプリを手動で操作し、テキストを音声ファイルに変換後、手動で連結する作業が必要でした。しかし、1350行を超える長文処理でエラーが発生する問題がありました。

開発プロセスの工夫

バイブコーディングを効果的に活用するため、まずパープレキシティで全体的な方針を固めてからWindSurfで実装に取り組むという手法を採用しました。これは「車を作るのにタイヤから作り始めて完成しない」問題を避ける重要な戦略です。

最終的にVoiceBoxエンジンをPythonから呼び出し、1000行ずつ処理して自動連結するシステムを構築しました。推定時間表示、進捗バー、CPU/GPU負荷表示なども追加し、一晩で1冊のオーディオブックが完成する環境を実現しました。

バイブコーディングの本質

「バイブス(雰囲気)」から来る「バイブコーディング」という名称の意味深さについて言及しています。AIに「こんな感じで」という曖昧な指示でも、適切に理解して実装してくれる点が、まさに「雰囲気」でのコーディングを可能にしています。

ニッチなアプリ開発の価値

今回開発したアプリは「自分以外にほぼ需要がない」ものですが、だからこそ自作する価値があります。万人向けのアプリは既に市場に存在し、磨かれているため、個人の特殊なニーズには自作が最適です。

技術的課題と今後の展望

現在のシステムは安定動作していますが、バイブコーディングでは細かい改良を依頼した際に予期しない大改造が始まり、元に戻せなくなるリスクがあります。そのため、Gitによるバージョン管理の学習を検討しています。

AI時代の思考法

最後に、疑問に思ったことをすぐにAIに質問する習慣の重要性について触れています。これはAI時代における重要なスキルの一つです。

このエピソードは、技術的な挑戦と日常の仕事観察を組み合わせた、現代のテクノロジー活用の実例として非常に興味深い内容となっています。

ハッシュタグ

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収録ボタンを押してみたBy Tadanobu