感染症ニュース:感染症・予防接種ナビ

感染症ニュースです。


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感染症ニュースです。今回は赤ちゃんがかかると重症化しやすいRSウイルス感染症についてです。国立感染症研究所によると、患者報告数が九州地方を中心に増加しています。 RSウイルス感染症は、RSウイルスによっておこる呼吸器感染症です。潜伏期間は2日から8日、一般的には4日から6日で発症します。症状は、発熱、咳、鼻水などが数日続きます。多くの場合、軽い症状ですみますが、症状が重くなると咳がひどくなり、呼吸が苦しくなるなどの症状が出ることがあります。RSウイルス感染症は乳幼児に注意してほしい感染症で、特に1歳未満の赤ちゃんが感染すると重症化しやすいです。乳幼児の肺炎の原因のおよそ50%を占めるとの報告もあります。お子さんに発熱や呼吸器症状がみられる場合は、かかりつけ医に相談してください。治療方法は、特別な薬は無いため、症状を和らげる対症療法が中心となります。 大阪府済生会中津病院の安井良則医師によると、今年のRSウイルス感染症の患者報告数は、昨年同様に九州地方から患者が増え始め、西日本にひろがり、全国的な流行となる可能性があるといいます。予防として流水・石鹸による手洗い、またはアルコール製剤での手指の消毒、うがい、咳エチケットなどがあげられます。咳などの呼吸器症状がある場合は、飛まつ感染の予防として、マスクを着用して子どもに接しましょう。接触感染の対策としては、子どもたちが手を触れるおもちゃ、手すり等はこまめにアルコールや塩素系の消毒剤等で拭き取り消毒する事も有効な予防方法です。
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感染症ニュース:感染症・予防接種ナビBy 広島テレビ放送株式会社