感染症ニュース:感染症・予防接種ナビ

感染症ニュースです。


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感染症ニュースです。今回は「帯状疱疹の予防」についてお伝えします。 水ぼうそうに感染したことがある人は、治った後も生涯にわたって、体の中にウイルスが潜んでいます。帯状疱疹は、水ぼうそうに感染したことがある人が、加齢やストレス、疲れがたまった時など免疫力が低下して、潜んでいたウイルスが再び活発化することで発症します。感染症専門医で大阪府済生会中津病院の安井良則医師によると、今後、高齢化が進み、帯状疱疹になる人がこれからさらに増える可能性もあるといいます。一度水ぼうそうにかかった大人は、ウイルスに対する免疫を持っていますが、免疫はウイルスに触れることで活性化します。以前は水ぼうそうにかかった子どもに大人が触れることで、体内の免疫が再活性化し、ブースター効果を得られていました。一方で、子どもの水ぼうそうのワクチンが普及し、水ぼうそうにかかる事が減りました。大人は、ブースター効果を得られなくなった事から、帯状疱疹の発症率が上昇したものと考えられます。日本では、50歳以上を対象に、帯状疱疹を予防するワクチンが2種類あります。重症になることを予防できる効果と、発症そのものを予防できる効果もあると考えられています。接種を希望される際は、接種回数や費用などに違いがありますので、かかりつけ医や身近な医療機関に相談してみましょう。
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感染症ニュース:感染症・予防接種ナビBy 広島テレビ放送株式会社