感染症ニュース:感染症・予防接種ナビ

感染症ニュースです。


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感染症ニュースです。今回は「新型コロナウイルス感染症」についてお伝えします。 厚生労働省ホームページで公開されている情報によると、新型コロナに感染した人が、他の人に感染させてしまう可能性のある期間は、発症の2日前から発症後7日~10日間程度とされています。この期間のうち、発症の直前と直後で、特にウイルス排出量が高くなると考えられています。このため新型コロナと診断された人は、症状がなくても、不要・不急の外出を控えるなど感染防止に努める必要があります。大阪府済生会中津病院に勤務する安井良則医師によると、現在、新型コロナは感染力が強いオミクロン株のBA.ツーに置き換わりが進んでいるといいます。感染を予防するため、一つには、人と会話するときにマスクを着用する、二つめに、屋内ではこまめに部屋の換気をする、この2つは徹底してください。オミクロン株であっても、高齢者は重症化して、亡くなる事例もあります。高齢者は特にワクチン接種で重症化を防げるので、まだ接種していない人や、若い人を含め、ワクチン接種をおすすめします。 現在、感染者数が減少傾向にある理由として、ワクチンの接種がすすんでいることと、人口の多い都市圏ではコロナに罹患している人が多かったので、一時的にコロナに免疫を持っている人の割合が増えたことが理由の一つと考えられます。新規感染者数は、一時的に少なくなるように思えますが、今後、時間が経つにつれて免疫が薄れ、新規感染者数が再び増えてくる可能性があります。今後、ゴールデンウィークなどで、人の移動が増えることが予想されます。軽度の発熱、倦怠感など少しでも体調が悪ければ外出を控えるとともに、自治体等の方針に従って受診や検査をしましょう。オミクロン株の感染力は強く、年齢に関係なく全ての年代で感染がみられています。ワクチン接種をした上で、マスク着用や部屋のこまめな換気といった基本的な感染対策を続けていきましょう。
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感染症ニュース:感染症・予防接種ナビBy 広島テレビ放送株式会社