900人以上の市民が虐殺されたミャンマー軍による弾圧にデジタル・レジスタンスを主導する在日ミャンマー人夫婦のウィン・チョウさん、マ・ティダさんをゲストにお招きし、歩きながら1時間、対談する。
ウィン・チョウさん、マ・ティダさん/在日ミャンマー人。共にヤンゴン出身。1988年の民主化運動に参加し,軍の弾圧を逃れて、難民として1988年,1991年にそれぞれ来日する。ほどなく二人は日本で結ばれ,アウンサンーチー氏が率いる国民民主連盟(NLD)の熱烈な支持者として現在に至る。
2015年の総選挙でNLDが勝利し,政権がスタートした2016年、二人は26年ぶりの帰国を果たす。その様子はNHKでも放映された。二人は,日本で経営する飲食店での稼ぎのほとんどを投じ、現地の孤児や貧困家庭の子どもたちの仕送りから生活や医療のサポート、また日本に実習生や留学生としてやってくる若者たちの生活面のサポートを献身的におこなっている。二人の口ぐせは「子どもたちは未来の宝もの」。
NLD政権が2期目をめざした2020年の総選挙は、そんな二人にとって,生まれてのはじめての選挙となった。若者たちといっしょに在日ミャンマー人が投票しやすいように日夜準備にあたった選挙だった。結果はNLDの大勝利。ところが2021年2月1日の軍事クーデタによって、アウンサンスーチー国家顧問はじめNLDのリーダーたちの多くが拘束され,現在,軍による不当な支配と弾圧が続き、多くの市民が犠牲となっている。
ご夫妻は,国内外のZ世代といわれる若者たち、メディアなどと連携して,軍の残虐な行為を世界に発信すべく、デジタル・レジスタンス活動をしている。その様子は、NHKスペシャルで2度にわたって取り上げられている。
ポケットマルシェ代表の高橋博之が、社会を“生きる“ゲストと対談する「高橋博之の歩くラジオ」。ゲストのみなさんは、農家・漁師、起業家、研究者、行政官、メディア、NPO、学生……と様々な立場から、自分たちの生活する場、自分たちの生きる社会をよりよくしていこうと、熱い想いや強い志をもって働きかけている方々です。
「高橋博之の歩くラジオ」では、あらゆる角度から社会についての議論が交わされ、心に響く言葉が生まれています。自分の“生きる“日々を振り返って、ちょっと立ち止まって考えたり、背中を押してもらったり。このラジオが、そんなきっかけになることを願っています。
「高橋博之の歩くラジオ」はポケマル公式Facebookページ、YouTubeチャンネルでも日々配信中です!