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東京大学大学院農学生命科学研究科修士2年の岸本華果さんをゲストにお招きし、歩きながら2時間、対談インタビューを受ける。ポケットマルシェで現在インターン中の岸本さんは、資本主義社会を転換するための実践をいかに広げるか、をテーマに大学院の修士論文に挑んでいる。
岸本華果/1996年、静岡生まれ京都育ち。東京大学大学院農学生命科学研究科修士2年。ポケマル広報インターン。
高校時代に途上国の貧困問題に興味を持って、東大に進学。途上国や地方の農村へ行く中で、どこへいっても農業は大事だし、食卓を囲んで一緒にごはんを食べているときしはあわせだったので、農業と食からアプローチしようと農学部へ。
勉強するうちに、問題があるのは途上国ではなく、自分自身も含む先進国の消費のあり方ではないかと思うようになった。生産者と消費者が物理的にも心理的にも離れていてお互いが見えない構造に問題意識を持ち、生産者と消費者の距離を縮めたり見える化するフェアトレードやCSAに興味がわいた。そのときにポケマルを知って、そのあとご縁があって現在インターン中。
※今日は、大学院の修士論文で博之さんにインタビューするためにお時間を頂戴しました。研究のテーマはとてもざっくり言うと、「資本主義社会を転換するための実践をいかに広げるか」です。
資本主義社会においては、本来商品ではないはずの労働力(人間)と土地(自然)が商品化されています。生きていることで生じる余分なエントロピーを処理する生命系が排除されているので、エントロピーを処理できず、それゆえに気候変動をはじめとする環境問題や、格差や貧困・生きる実感の喪失などのいろんな問題が生じています。
こうした問題を解決するには、「生命系」を取り入れた経済を構築する必要があると考えます。その第一歩は生命や自然のかけがえのなさや大事さに気づくことであり、それは今もその視点を持っている農家さんや漁師さん、農村に暮らす人々とつながることで可能だと思っています。(このへんのお話は、経済学者の玉野井芳郎先生によるところが大きいので興味がある人は調べてみてください。)
実際にそういう視点を得て、「生命系」を取り入れた経済に向かう実践をしている(と私が感じた)人たちに、「どのように実践に至ったのか」や「実践する中でどんな難しさがあるか」などのお話を聞くことで、そうした人を増やしていくための示唆を得たいというのが私の研究です。
ということで、いつもは博之さんがゲストの人生を深掘りますが、今日は私が博之さんが現在に至るまでのお話を伺います!
ーーー
ポケットマルシェ代表の高橋博之が、社会を“生きる“ゲストと対談する「高橋博之の歩くラジオ」。ゲストのみなさんは、農家・漁師、起業家、研究者、行政官、メディア、NPO、学生……と様々な立場から、自分たちの生活する場、自分たちの生きる社会をよりよくしていこうと、熱い想いや強い志をもって働きかけている方々です。
「高橋博之の歩くラジオ」では、あらゆる角度から社会についての議論が交わされ、心に響く言葉が生まれています。自分の“生きる“日々を振り返って、ちょっと立ち止まって考えたり、背中を押してもらったり。このラジオが、そんなきっかけになることを願っています。
「高橋博之の歩くラジオ」はポケマル公式Facebookページ、YouTubeチャンネルでも日々配信中です!
東京大学大学院農学生命科学研究科修士2年の岸本華果さんをゲストにお招きし、歩きながら2時間、対談インタビューを受ける。ポケットマルシェで現在インターン中の岸本さんは、資本主義社会を転換するための実践をいかに広げるか、をテーマに大学院の修士論文に挑んでいる。
岸本華果/1996年、静岡生まれ京都育ち。東京大学大学院農学生命科学研究科修士2年。ポケマル広報インターン。
高校時代に途上国の貧困問題に興味を持って、東大に進学。途上国や地方の農村へ行く中で、どこへいっても農業は大事だし、食卓を囲んで一緒にごはんを食べているときしはあわせだったので、農業と食からアプローチしようと農学部へ。
勉強するうちに、問題があるのは途上国ではなく、自分自身も含む先進国の消費のあり方ではないかと思うようになった。生産者と消費者が物理的にも心理的にも離れていてお互いが見えない構造に問題意識を持ち、生産者と消費者の距離を縮めたり見える化するフェアトレードやCSAに興味がわいた。そのときにポケマルを知って、そのあとご縁があって現在インターン中。
※今日は、大学院の修士論文で博之さんにインタビューするためにお時間を頂戴しました。研究のテーマはとてもざっくり言うと、「資本主義社会を転換するための実践をいかに広げるか」です。
資本主義社会においては、本来商品ではないはずの労働力(人間)と土地(自然)が商品化されています。生きていることで生じる余分なエントロピーを処理する生命系が排除されているので、エントロピーを処理できず、それゆえに気候変動をはじめとする環境問題や、格差や貧困・生きる実感の喪失などのいろんな問題が生じています。
こうした問題を解決するには、「生命系」を取り入れた経済を構築する必要があると考えます。その第一歩は生命や自然のかけがえのなさや大事さに気づくことであり、それは今もその視点を持っている農家さんや漁師さん、農村に暮らす人々とつながることで可能だと思っています。(このへんのお話は、経済学者の玉野井芳郎先生によるところが大きいので興味がある人は調べてみてください。)
実際にそういう視点を得て、「生命系」を取り入れた経済に向かう実践をしている(と私が感じた)人たちに、「どのように実践に至ったのか」や「実践する中でどんな難しさがあるか」などのお話を聞くことで、そうした人を増やしていくための示唆を得たいというのが私の研究です。
ということで、いつもは博之さんがゲストの人生を深掘りますが、今日は私が博之さんが現在に至るまでのお話を伺います!
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ポケットマルシェ代表の高橋博之が、社会を“生きる“ゲストと対談する「高橋博之の歩くラジオ」。ゲストのみなさんは、農家・漁師、起業家、研究者、行政官、メディア、NPO、学生……と様々な立場から、自分たちの生活する場、自分たちの生きる社会をよりよくしていこうと、熱い想いや強い志をもって働きかけている方々です。
「高橋博之の歩くラジオ」では、あらゆる角度から社会についての議論が交わされ、心に響く言葉が生まれています。自分の“生きる“日々を振り返って、ちょっと立ち止まって考えたり、背中を押してもらったり。このラジオが、そんなきっかけになることを願っています。
「高橋博之の歩くラジオ」はポケマル公式Facebookページ、YouTubeチャンネルでも日々配信中です!
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